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1990 年度 実績報告書

青年期女子の糖尿病予備状態に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 01580083
研究機関実践女子大学

研究代表者

浦田 郡平  実践女子大学, 家政学部・食物学科, 教授 (60176740)

研究分担者 中川 靖枝  実践女子大学, 家政学部・食物学科, 助教授 (70155688)
キーワードII型糖尿病 / 尿糖 / 血糖 / 超音波皮脂厚 / 栄研式皮脂厚 / 肥満度
研究概要

本研究は平成元年度から開始されたものであり,本年度は,身体計測項目の追加と調査票の改良を行ない研究を行なった.本年度得られた結果の要点は以下のとおりである.
本学管理栄養士課程3年生57名について,身体計測では身長・体重・4箇所の体囲の他,栄研式定測2箇所の皮脂厚,超音波法に新しく大腿後部を加え,計6箇所の皮脂厚,腹厚・腹幅・ウエスト・ヒップの合計18項目の測定を行った.糖質代謝では,食前と食後2時間の尿糖値を標準酵素法で実測した.食後尿糖で高値を示した者について血糖値の測定を行った.遺伝素因は,質問紙法により,3親等内の糖尿病者の数を集計した.食事摂取については,昨年度の食事診断表を一部改良して用いた.
主な結果は,以下のとおりである.身長(159.0±5.42cm),体重(51.9±5.68kg),肥満度(-1.95±8.80%)のほか,上腕囲・大腿囲・胸囲・腹囲・腹幅・腹厚・ウエスト・ヒップは,ほぼ標準範囲であった.しかし,このうち3名が肥満度15%以上,1名が-20%以下を示した.栄研式および超音波式の皮脂厚の合計は,それぞれ30.4±6.03mm,51.32±8.88mmであった.
尿糖値(食前平均:11.89±5.32mg/dl,食後平均:19.59±41.91mg/dl)は,正常範囲にあった.食後尿糖で6名が高値(23.78〜326.28mg/dl)を示したが,血糖値は正常であった.
3親等以内の血縁者からの発症率は1.8%であり,対象者57名中19.3%が3親等以内の血縁者に糖尿病を指摘された者を有した.
食事調査の結果では,摂取エネルギ-量1609.4±340.08kcalであり,PFC比(P=22.6%,F=19.0%,C=58.4%)は,第四次改定日本人の栄養所要量の適性範囲にあった.

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 原島 恵美子 他5名: "青年期女子の糖尿病予備状態に関する研究(第2報)" 第45回日本栄養・食糧学会総会講演要旨集.

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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