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1989 年度 実績報告書

運動学習における知覚痕跡を強化するメンタルプラクティスの効果

研究課題

研究課題/領域番号 01580127
研究機関山口大学

研究代表者

岡村 豊太郎  山口大学, 教育学部, 教授 (00100230)

研究分担者 山本 勝昭  福岡大学, 体育学部, 教授 (20090813)
遠藤 勝恵  山口大学, 教育学部, 講師 (30136155)
佐藤 吏  山口大学, 教育学部, 教授 (10034787)
キーワードメンタルプラクティス / イメ-ジ / 知覚痕跡 / け上がり
研究概要

1.新型パ-シュ-トロ-タを用いた基礎研究
本課題を用いて下記の実験群を設定して実験を行なった。
1)自己受容感覚に関するチェックリストで誤差の検出のみを行なう群、2)自己受容感覚に関するチェックリストで誤差の検出を行い、自分が理想的に行なっているイメ-ジを想起する群、3)モデル技能となる第三者と自己像の対提示を観察し、自己受容感覚に関するチェックリストで誤差を検出し、これを修正した後に自分が理想的に行なっているイメ-ジを想起する群、4)メンタルプラクティスを行なわず、実際練習を行なう群である。
課題の練習の前と後に課題遂行中のイメ-ジを想起させ、EMG、呼吸波を記録した。新型パ-シュ-トロ-タのスタイラスは力圧を測定できるようになっているので、技能学習の指標としてまた、知覚痕跡を推定する一つの指標としてこれを用いた。
その結果、呼吸の波形の変化に加えて、力圧の変化をとおして、知覚痕跡を推定することが出来た。その上で、知覚痕跡を強化する群、即ち、「モデル技能の一斉観察を行ない、自己像との比較をし、自己受容感覚に関するチェックリストで誤差を検出し、これを修正した後に、自分が理想的に行なっているイメ-ジを想起する群」の有効性が証明された。
2.け上がり技能の学習に関する研究
「モデル技能の一斉観察を行ない、実際練習との相互評価(ペア-で学習)を行なう、そして、実際練習と相互評価に基づいて、自己受容感覚に関する内容を含むチェックリストに記録し、再度、モデル技能の一斉観察を行なった上で、自分が理想的に遂行しているイメ-ジを描く群」の有効性が証明された。

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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