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1990 年度 実績報告書

筋分化を誘導するMyoD遺伝子およびMyoD類似遺伝子の単離とその発現機構

研究課題

研究課題/領域番号 01580205
研究機関国立精神・神経センター

研究代表者

藤沢 淳子  国立精神・神経センター, 神経研究所, 室長 (60209038)

研究分担者 鍋島 陽一  国立精神神経センター, 神経研究所, 部長 (60108024)
キーワード分子生物学 / 発生生物学 / 細胞分化 / 筋分化 / 遺伝子調節
研究概要

昨年度単離したマウスのMyoDおよびmyogeninのcDNAをプロ-ブとして、ニワトリのMyoD(CMD1)およびmyogenin、さらにニワトリのMRF4を単離した。これらのcDNAをヒトβーアクチンのプロモ-タ-に連結した発現ベクタ-を作成し、マウス線維芽細胞あるいはニワトリ初代培養線維芽細胞に導入することにより、次のようなことを明らかにした。
(1)3つのニワトリ筋分化誘導因はいずれもマウス10T1/2細胞を筋芽細胞に変換することができ、その意味で活性な分子である。
(2)MyoDは先に我々が見出した筋細胞特異性を示す骨格筋型ミオシン軽鎖LC1のエンハンサ-に結合したプロモ-タ-を活性化することができる。
(3)myogeninやMRF4はエンハンサ-に結合するがこれを活性化することはできず、従ってこのエンハンサ-はMyoD特異的なエレメントである。
(4)myogeninはプロモ-タ-を活性化し、この場合はエンハンサ-以外の領域をさらに必要とする。これらの結果をふまえ、どの領域が必要かを調べたところ、エンハンサ-に隣接する領域が関与していることがわかった。

  • 研究成果

    (2件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (2件)

  • [文献書誌] A.Fujisawa,Y.Nabeshima,Y.Hosoda,T.Obinata,Y.Nabeshima: "Myogenin contains two domains conserved among myogenic factors." Journal of Biological Chemistry. 265. 15219-15223 (1990)

  • [文献書誌] T.Uetsuki,Y.Nabeshima,A.Fujisawa and Y.Nabeshima: "Regulation of the chicken embryonic myosin light chain (L23)gene : existence of a common regulatory element shared by myosin alkaline lightーchain gene." Molecular and Cellular Biology. 10. 2562-2569 (1990)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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