研究課題/領域番号 |
01580280
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
土井 捷三 神戸大学, 教育学部, 助教授 (20020620)
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研究分担者 |
武田 義明 神戸大学, 教育学部, 助手 (90155028)
五味 克久 神戸大学, 教育学部, 助教授 (50144556)
田結庄 良昭 神戸大学, 教育学部, 助教授 (90030585)
今谷 順重 神戸大学, 教育学部, 助教授 (60093639)
小石 寛文 神戸大学, 教育学部, 助教授 (70030591)
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キーワード | カリキュラム開発 / 教材化 / 災害と防災 / 地域学習 / 環境教育 / 六甲山 / 土砂くずれ、土石流 / 植林 |
研究概要 |
平成2年度では、つぎのような成果があった。 1.「防災を考える」モジュ-ルの作成とその実践化 初年度、「土石流と防災ダム」「報報ってなあ-に」「防災にたずさわる人々」の三つのモジュ-ルを作成、実践したが、これについて整理・考察し、平成2年9月日本教育方法学会第26回大会で「六甲山カリキュラム開発研究(I)」いう題目で研究発表した。さらに、「林の役わり」「植林にたずさわる人々」「台風がくるぞ!」のモジュ-ルを作成、これについて平成3年1月授業検証を行った。 2.ビデオ教材の作成 本年度「林を育てる」というテ-マで六甲山の植林の様子のビデオ教材を作製した。さらに、「災害と防災」の授業実践に利用するビデオ教材を作成中である。昭和13年阪神大水害の8mmを入手したので、これを中心にビデオ教材化している。 3.地域教材の学習意欲形成への効果 平成元年「土石流と砂防ダム」(6年)「防災にたずさわる人々」(4年)の授業前と後に災害と防災についての事前・事後調査を行い、地域教材が学習意欲の形成に果たす役割を調査した。結果として地域教材が学習意欲に大きく影響していることが判明した。しかし、他方、意欲を行動に繋げていく手立てが不十分であることも明らかになり、今後の課題となった。
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