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1991 年度 実績報告書

一輪車走行技能獲得過程を題材としたタスクアナリシスと教育目標タキソノミ-の研究

研究課題

研究課題/領域番号 01580287
研究機関早稲田大学

研究代表者

野嶋 栄一郎  早稲田大学, 人間科学部, 助教授 (20000086)

研究分担者 矢島 正晴  早稲田大学, 人間総合研究センター, 客員研究員
梅沢 章男  福井大学, 教育学部, 教授 (70151925)
児玉 昌久  早稲田大学, 人間科学部, 教授 (80008135)
キーワード一輪車走行技能 / モ-タ-スキル / 認知 / 認知と行動のずれ / 学習曲線
研究概要

本年度は3ケ年研究のまとめにあたり,一輪車走行の課題が研究の素材として適したものであるか否かの評価を踏まえ,総合的な実験を行なった。この結果いくつかの結論を得た。
(1)一輪車走行は平均的な大学生を対象にした場合,1日30〜40分の練習時間を前提として,4〜5回の練習で,一応,一輪車に乗れる状態になる。ここで,一応乗れる状態では,補助なしで2回転以上,くり返し走行可能な状態をいう。
(2)一試行あたりの平均ペダル回転数を縦軸に,時間を横軸にとると典型的な学習曲線が得られる。また学習の達成水準は必ず,回の区切りを境に,次回のスタ-ト時のレベルは,前回の終了時を下回る。
(3)約5分毎のサイクルで被験者に,自己のモ-タ-スキルに関する内観をとる。自名の内観に基くモ-タ-スキルの変化の状態と,VTRカメラで観察したモ-タ-スキルの変化の状態を対応づける。その結果、顔の向き,姿勢,腰の位置,腰の深さをインデックスとし,認著とモ-タ-スキルの対応関係を調べることが比較的安定した,信頼性のある,調べ方であることが判明した。それぞれのインデックスは,当初,それぞれバラバラの達成レベルを示すが練習開始後約100名経過したあたりから各インデックスの協応がなり立つ。
(4)顔の向きと腰の深さに関しては,学習が達成されるにつれて,認知と行動のずれはなくなる。しかし,姿勢と腰の位置についてはずれが多く見られる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 野嶋 兼一郎,梅沢 章男: "一輪車走行技能獲得過程の記述" 第34回日本教育心理学会発表諸文集. (1992)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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