研究課題
本重点領域は、互いにオーバーラップする方法を用いた関連の深い諸研究から成立っているので、その情報交換のためにも小さな班に分けることは好ましくないとの考えから、通常の班編成を行なわず、各研究分担者を独立とみなし、その代りに年一回、全員による十分な討論と情報交換の場を作ることを計画し、発足以来その趣旨に沿って計画を実行している。第3年目の活動は次の通りである。1)(1)転写制御コンファレンス 湯ケ原厚生年金会館において、10月5日より7日まで3日間、研究分担者のほぼ全員及び同伴者の計60名の参加によって研究発表会が開かれた。(2)第3回「転写調節」公開シンポジウム12月8日1:00PM〜5:00PM九州大学医学部同窓会館においてシンポジウムを行った。2)ニュースレター「転写制御」の刊行 本重点領域研究の趣意を徹底し、且つ研究分担者間の交流と便宜を計るため、ニュースレターを年3回発行することとし、実行した。且つ、同上の目的を以って研究分担者名簿を作成し、ニュースレターに含めて配布した。3)総括班の活動を審議するため、10月6日の「転写制御」コンファレンスの第2日目正午から午後1時まで第一回総括班会議を開催した。12月9日(本年度シンポジウムの翌日)午前に第2回総括班会議を開き、上記事項の確認と特にとりまとめの方法について検討した。4)海外派遣 本重点領域研究に必要と考えられる情報収集のため、本年度は代表者の村松正實を第11回Nuclear Workshop(1989年9月18日〜23日、Suzdal,USSR)に派遣した。村松はシンポジウムで発表を行なうとともに、座長も務めた。
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