研究課題
研究目的を達成するために立てた研究計画は順調に消化しつつある。1.各アクセント地域の体表的地点での収録はそれぞれに続行中。すでに収録・整理を完了し、分析を手掛けた研究者もある。収録地点は、次の通り。( )は担当の研究分担者及び協力者。(1)鹿児島市(木部暢子)、(2)熊本市(吉岡泰夫)、(3)福岡市(陣内正敬)、(4)山口市(添田建治郎)、(5)山口県見島(添田建治郎)、(6)松山市(吉田則夫)、(7)香川県伊吹島(佐藤栄作)、(8)松江市(都染直也)、(9)岡山市(角道正佳)、(10)大阪市(田原広史・郡史郎・岸江信介)、(11)奈良県斑鳩(前田均・田原広史)、(12)京都市(田原広史・村中淑子)、(13)長浜市(西端幸雄・宮治弘明)、(14)金沢市(新田哲夫)、(15)富山県五箇山(真田信治)2.「都市調査」用のアクセント調査票を作成した。収録調査(DAT録音)は、富山市老田地区において、富山市教育委員会、老田公民館、呉羽中学校、老田小学校の協力を得て、11月10日〜15日に実施した。対象者は、高年層、中年層、青年層各10名の計30名(男15名・女15名)、及び中学(2年)生、小学(5年)生各20名の計40名(男20名・女20名)、総計70名である。調査員は14名(分担者+協力者ほか)であった。データは現在分析中である。3.分担者各自が今まで調査研究してきた蓄積をまとめた論集を作成し、徳川宗賢編『方言音調の諸相ー西日本ー(1)』として公刊した。
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