研究課題/領域番号 |
01840010
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研究種目 |
試験研究
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研究機関 | 高知医科大学 |
研究代表者 |
上田 芳文 高知医科大学, 医学部, 教授 (00011528)
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研究分担者 |
小田 清志 東ソー株式会社, 新材料研究所, 研究員
小玉 展宏 東ソー株式会社, 新材料研究所, 研究員
奥西 哲 高知医科大学, 医学部, 教務職員 (20214067)
岩堀 淳一郎 高知医科大学, 医学部, 助教授 (50115292)
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キーワード | 固体レ-ザ- / チタン・サファイアレ-ザ- / 銅蒸気レ-ザ- / 波長可変レ-ザ- / 同位体分離 / CVD |
研究概要 |
波長650ー1100nmの広い波長域で発振が可能なチタン・サファイア結晶の励起帯と、高効率高速繰り返し発振が可能な銅蒸気レ-ザ-の発振波長(511,578nm)が良く一致することに着目し、高速繰り返し発振波長レ-ザ-システムの開発研究を推進している。高効率の発振を実現するためには、励起用銅蒸気レ-ザ-の指向特性を高めることが重要となるので、不安定共振器を設計製作し通常値に比し約7倍(0.5mrad)の指向性を実現した。このような良い指向性のレ-ザ-ビ-ムで高速繰り返し励起を行う場合には光学部品およびレ-ザ-結晶のレ-ザ-破壊が起こり易くなる。特に共振器反射鏡および結晶端面に施した反射防止膜の強度に問題が生じた。これに対する最も良い対策は励起光入射をブリュスタ-角で行うことであるが、このためには銅蒸気レ-ザ-の指向性を害うことなく直線偏光発振を実現しなければならない。設計試作の結果偏光度95%以上で0.5mradの指向性を実現することができ、励起光源の諸問題は解決した。高効率の発振を行うためにリング型共振器を設計し、良好な波長選択を行うために多素子複屈折フィルタ-を設計し製作を進めている。 結晶育成法に関しては、酸素分圧の精密制御を行い発振域残留光吸収を極小にする育成条件の把握に成功した。またレ-ザ-破壊のデ-タとX線トボグラフ法による格子欠陥密度の測定値を対応させることにより、破壊耐性の高い結晶を育成する条件を研究中である。 次年度には、このようにして試作したレ-ザ-の高調波によって紫外域まで波長可変のシステムを開発する計面である。最近このようなシステムはCVD用光源、同位体分離用光源として関心が高まって来ている。
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