| 研究課題/領域番号 |
01840013
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| 研究種目 |
試験研究
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| 研究機関 | 東北大学 |
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研究代表者 |
田中 正之 東北大学, 理学部, 教授 (90004340)
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| 研究分担者 |
青島 武 英弘精機株式会社, 商品企画部長
三宅 行美 英弘精機株式会社, 製造部長
岡野 章一 東北大学, 理学部, 助手 (10004483)
中澤 高清 東北大学, 理学部, 助教授 (30108451)
古田島 久哉 東北大学, 工学部, 助教授 (30005384)
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| キーワード | サンフォトメ-タの検定 / 自己検定型サンフォトメ-タ / 太陽直達光の分光観測 / 太陽周辺光(オ-リオ-ル) / エアロゾルの光学的性質 |
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| 研究概要 |
サンフォトメ-タは、地表面に到達する直達太陽光の分光強度を測定する標準測器が、エアロゾルや吸収気体の定量を目的として世界的に広く用いられているが、その検定が極めて困難であることが大きな問題となっている。本研究では、東北大学において開発された新しい方法により、直達太陽光と太陽周辺光の双方を用いて正確な自己検定が可能なサンフォトメ-タを開発することを目的としている。
本年度は、まず、開発試作すべきサンフォトメ-タの基本仕様を決定した。シミュレ-ションを用いてエアロゾルおよび気体成分の研究に最も適した干渉フィルタ-の波長と半値幅を決定し、直達光と周辺光の双方を測定するに必要なセンサ-のダイナミックレンジとその確保に求められる温調精度なども、この基本仕様に含まれる。次に、装置の運転やデ-タ処理に必要なアルゴリズムを開発した。特に太陽周辺光強度から2次以上の高次散乱光の寄与を正確に除去することが必要で、それにはエアロゾルの量、粒径分布および複素屈折率の正確な知識が要る。この問題はイタレ-ション法によって解き得るが、さらにその結果をライブラリ-に収納して効率的に取り出す方式を開発した。これらの成果に基づいて、太陽直達光と太陽周辺光の強度を交互に測定し、かつ必要なデ-タ処理を行って検定定数を自動的に決定することのできるサンフォトメ-タ本体を設計・試作した。
今後は、さらに必要な利用デ-タの抽出処理のためのアルゴリズムを組み込み、最起システムの実地試験を実施する。
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