研究課題/領域番号 |
01850022
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研究種目 |
試験研究
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
田中 啓介 京都大学, 工学部, 助教授 (80026244)
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研究分担者 |
後藤 徹 三菱重工(株), 高砂研究所, 主査
横幕 俊典 (株)神戸製鋼所, 機械研究所, 主任研究員
中井 喜一 大阪大学, 工学部, 助手 (90155656)
星出 敏彦 京都大学, 工学部, 助教授 (80135623)
大谷 隆一 京都大学, 工学部, 教授 (50025946)
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キーワード | 疲労微小き裂 / レ-ザ干渉変位計 / き裂開閉口挙動 / 破壊力学 / 実験ひずみ解析 / き裂停留条件 |
研究概要 |
1.レ-ザ干渉縞の記録用のリニアイメ-ドセンサとしてMOS型センサで、受光面積縦2.5mm、横25μmのものが横に512素子並んだ全横長12.8mmのものを用いて、光感度、分解能およびデ-タ読み取り時間に関する特性評価を行った、その結果、蓄積時間が30msecと少し長いという難点はあるが、十分目的に合致することが明かとなった。 2.レ-ザ光源として35mWの強力レ-ザを購入し干渉変位計に組み込むことから、ビッカ-ス圧こんとして一辺10μm近くの微小なものでも充分な干渉縞強度が得られることが判明し、このためより小さなき裂への応用が可能となるとともに、圧こんによる残留応力のき裂への影響を最小とすることが出来た。 3.試験機制御と変位計測を自動的に行うためのレ-ザ干渉法高精度変位自動計測制御装置を購入し、32ビットパソコンを使用し、C言語を用いたプログラムを開発することから計測制御時間の大幅な短縮が可能となった。 4.アルミニウム合金平滑材の室温疲労の場合に適用し、試作したレ-ザ変位計により100μm程度の長さの疲労き裂の開閉口測定が可能となり伝ぱ解析に有用な知見が得られた。さらに、低炭素鋼の微小き裂伝ぱの下限界でのき裂開閉口測定に応用し、停留条件を求めた。 5.疲労サイクル中での動的自動測定のための、同期シャッタ-の設計を行うとともに、荷重波形の計算機制御による半動的計測を行った。また、高温への応用のための光学系の予備的検討を行った。
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