研究概要 |
現在,国内外の教育界,産業界で,良質の[CAIコ-スウエア]の多数開発が重要課題の一つとして関心を持たれているが,それには[多額の費用]と,[多くの日数]と,また[多数の良い人的パワ-]が必要で,これが大きな課題になっている. <この研究の究極の目的>___ーは,我々が先に開発した【孫悟空方式(〔多数かつ良質のCAIコ-スウエアの制作技術者〕を〔教育工学的手法〕によって短期間に育成して,コ-スウエアを多量に製作する手法]】を適用して,我々ばかりでなく,中国の[上海建築材料工業学院]のスタッフと協同して,良質のCAIコ-スウエア(日本語版,中国語版)を多量に制作し,日中両国の高等教育向上へ貢献することにある. <基礎研究としては>___ー,上記の【孫悟空方式】を多数の神奈川大学の卒業研究の学生に適用して,今までに14本の[良質なCAIコ-スウエア]のシリ-ズ物[基礎電気回路]を製作し,一部は国内で出版された. 更に,本研究費,及び,神奈川大学,電気通信普及財団,NECの援助によって,上記のCAIプログラム中の一つを中国語に翻訳して,1988年10月に,これを中国の上海建築材料工業学院の大学生(80名)に学習してもらう実験を行ない成功を納め,これを契機として,同大学に[CAI開発グル-プ(6名)]が発足した. このグル-プに対し,上記の【孫悟空方式】を適用して,上記スタッフの養成訓練用に[CAI制作上に必要な〔コ-スウエア展開方法の手法〕の論文や,〔プログラミング制作支援ソフト〕の提供を行った. その結果,1年間という短期間に,CAIコ-スウエア[基礎電気回路:過渡現象](中国語版)が完成し,本年度,その[日本語版]が制作された.しかし,微妙な点で日中両国の文章の[表現方法]の違いがあり,目下,その修正を行っており,明年度完成の予定である.
|