• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1990 年度 実績報告書

結合をプログラムできるポリプロセッサと並列処理言語の開発

研究課題

研究課題/領域番号 01850072
研究種目

試験研究(B)

研究機関筑波大学

研究代表者

板野 肯三  筑波大学, 電子情報工学系, 助教授 (20114035)

研究分担者 井田 哲雄  筑波大学, 電子情報工学系, 助教授 (70100047)
和田 耕一  筑波大学, 電子情報工学系, 助教授 (30175145)
キーワード計算機ア-キテクチャ / 並列処理ア-キテクチャ / ポリプロセッサシステム / 並列処理言語 / 並列処理アルゴリズム
研究概要

研究代表者らは、非数値処理向きの並列処理の効果的なプログラミングの手法を確立することを目的として、メッセ-ジ結合型のプロセッサであるトランスピュタを複数個結合したコンピュ-タシステムをハ-ドウェアレベルでの実行環境のベ-スとして試作し、複数のプロセッサを効果的にプログラムできる並列行処理向きの言語のプロトタイプを設計した。並列処理の計算モデルは、メッセ-ジによる単純な同期方式のみでは、並列プロセス間のきめ細かな同期やスケジュ-ルが制御できないので、実際のプログラミングには、不十分であり、共有モメリ型のモデルも取り入れて、遅延制御型と先行制御型を組み合わせたモデルを対象としている。このプロジェクトは、具体的には、マルチトランピュ-タ・ア-キテクチャのハ-ドウェアの実現、並列処理用の言語の設計とコンパイラの実現、プログラミング環境の実現などを含む。今年度の具体的な作業としては、平成2年度は、元年度に引続き、ハ-ドウェアに関しては、38プロセッサエレメントを増設し、42プロセッサのマルチプロセッサを実現した。
並列処理の非数値処理の応用としては、ハ-ドウェアの論理回路の記述とシミュレ-ションを用いることにし、これまでに、デ-タ駆動型と要求駆動型のモデルを用いて、記述や実行方式の方針の検討を行ってきた。簡単な計算機を記述する例では、一応の成果が得られている。また、これらの例をもとにして、並列処理言語のコンストラクトやプリミティブの設計を行った。並列処理のもう1つの例としては、従来から行っている、コンパイラ内部の処理の並列化があるが、これも、マルチトランスピュ-タ上での実行ができるように、アルゴリズムの再構成を検討した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 西山 博泰,板野 肯三: "ストリ-ムに基づいた並列意味処理の記述" 情報処理学会論文誌. 31. 731-739 (1990)

URL: 

公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi