研究課題/領域番号 |
01850156
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研究種目 |
試験研究(B)
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
小坂田 宏造 大阪大学, 基礎工学部, 教授 (50031109)
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研究分担者 |
加藤 隆 広島大学, 工学部, 助教授 (90093012)
工藤 英明 東京電機大学, 工学部, 教授 (90017848)
中村 示 帝京大学, 理工学部, 教授 (10029431)
品川 一成 大阪大学, 基礎工学部, 助手 (30215983)
森 謙一郎 大阪大学, 基礎工学部, 助教授 (80127167)
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キーワード | 鍛造 / 工程設計 / エキスパ-トシステム / シミュレ-ション / 有限要素法 / AI / ニュ-ラルネット / ファジイ |
研究概要 |
1.工程設計エキスパ-トシステム (1)エキスパ-トシステムにニュ-ラルネットワ-クを導入した。ニュ-ラルネットワ-クに学習させる知識の一部は、剛塑性有限要素法シミュレ-ションを用いて蓄積した。ニュ-ラルネットワ-クによるエキスパ-トシステムの工程知識ベ-スの処理は統計的な方法よりも効率よく、エキスパ-トシステムとニュ-ラルネットワ-クおよび剛塑性有限要素法シミュレ-ションの結合は知識獲得の非常に有効な手段であることを実証した。ニュ-ラルネットワ-クの導入により、エキスパ-トシステムの学習機能を一部実現できることがわかった。 (2)加工圧力を正確に予想するためにファジイ推論を用いて炭素鋼の変形抵抗の推定システムを作成した。ファジイ推論による方法は、複雑な変形抵抗式を要しないことや、変形抵抗への影響因子の広範囲にわたって精度がよいなどの点で優れていることを示した。 2.シミュレ-ションシステム 3次元シミュレ-ションシステムを作成した。これを用いて高速変形、座屈の問題などを解析した。 3:物理シミュレ-ションシステム (1)機械プレスでの計測システムを用いてアルミ合金、チタン合金、ステンレス鋼などの冷間〜温間域での変形抵抗の計測を行ない、デ-タベ-スに加えた。 (2)アルミニュウムを用いて非軸対称部材の押出しの実験を行い、シミュレ-ション結果とよい一致が得られることを確認した。
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