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1989 年度 実績報告書

生体血圧の自動制御システムの開発

研究課題

研究課題/領域番号 01850204
研究種目

試験研究

研究機関東北大学

研究代表者

鈴木 睦  東北大学, 工学部, 教授 (30005300)

研究分担者 幾島 康夫  八千代田工業(株), 医療機器開発部, 研究員
大川 敏之  八千代田工業(株), 医療機器開発部, 業務課長(主任研究員
神部 廣一  東北大学, 医学部, 助手
山下 善之  東北大学, 工学部, 助手 (60200698)
キーワードファジィ制御 / 血圧 / 制御 / 生体 / 医用工学
研究概要

本研究の目的は、生体の平均血圧を自動制御するシステムを開発することである。この目的を達成するために、生体血圧の薬剤応答特性および自動制御に関する研究を行ない、本年度は以下のような実績をあげることができた。
1.アンギオテンシン11やカンシル酸トリメタファン等の各種の昇圧剤や降圧剤に対する血圧の応答特性を、犬による動物実験によって測定した。この結果を基に、薬剤の注入速度を入力、平均血圧を出力とする1入力1出力の応答モデルを作成した。
2.医師の血圧調節の知識を参考にして、血圧をファジイ制御するプログラムを作成した。さらに、1で作成したモデルを用いてファジイ制御のシミュレ-ション実験を行ない、制御ル-ルやパラメ-タの微調節を行なった。
3.シミュレ-ションの結果に基づいて、生体血圧のファジイ制御を行なうプログラマを実行機であるパ-ソナルコンピュ-タ上に作成した。その際、医師の使い勝手をも考慮した。
4.3で作成したプログラムを用いて、昇圧剤としてアンギオテンシン11を使用した犬による動物実験を行なった。平均血圧を平常値から目標値まで上昇させ、その値で維持することができた。さらに、麻酔によって外乱を与えた場合にも、十分対応できることが示された。
5.測定間隔の自動調節アルゴリズムについても基本設計を終了し、さらに詳細な検討を開始した。
6.臨床応用については来年度に検討する予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 山下善之: "血圧のFuzzy制御" 医用電子と生体工学. 27. 260-260 (1989)

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2015-01-14  

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