研究課題/領域番号 |
01860023
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研究種目 |
試験研究
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
佐々木 光 京都大学, 木材研究所, 教授 (50027158)
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研究分担者 |
畑 俊充 森林総合研究所, 技官
川井 秀一 京都大学, 木材研究所, 助手 (00135609)
則元 京 京都大学, 木材研究所, 助教授 (20027163)
藤田 武 日本ノボパン工業株式会社, 取締役製造本部長
山本 昭夫 ホクシン株式会料, 専務取締役第2製造本
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キーワード | 熱圧成形 / ホットプレス / 連続プレス / 蒸気噴射プレス / パ-ティクルボ-ド / 木質ボ-ド / 水蒸気拡散 |
研究概要 |
1.上下2枚のスチ-ルベルトを駆動して、ベルトに挾まれたマットを熱圧する連続プレスの入口両側面に蒸気噴射盤を備えた新しいタイプのプレスを設計試作した。設計にあたって、テフロンチップを熱盤上に貼り付けてベルトと熱盤間の摩擦力を低減するための工夫をおこなったほか、木材ファイバ-やパ-ティクルマットの圧締に適合するよう挿入口の形状に工夫を加えた。 2.既設の盤面噴射型プレスを用いて、噴射蒸気のマット内部への拡散速度を温度測定を通して調べた。その結果、蒸気の盤面方向の移動速度は厚さ方向に比べて著しく速いことが判明し、パ-ティクルの形状とマットの空隙構造から理論的に推定される値と良い一致を示すことが確かめられた。さらに、パ-ティクルマットの側面から高圧水蒸気を噴射する場合の蒸気の拡散過程とそれに伴う温度分布の経時変化を有限要素法によるコンピュ-タ-シミュレ-ションによって解析し、噴射蒸気圧や噴射時間・位置などこの方式による最適熱圧条件を検討した。 3.OSL(Oriented Strand Lumber)の構成要素であるストランドの寸法とその配列の状態が製品の材質に及ぼす影響についてモデル実験を行なった。その結果、製品の引張り強度が要素の縦継ぎ避距の平方根に比例することを見いだし、破壊力学的な取り扱いが可能であることを明らかにした。 今後、新たに試作した側面からの蒸気噴射型連続プレスを用いて、OSLやパ-ティクルボ-ドなど厚さ100mm,幅300mmの断面をもつ長尺材料を製造し、その熱圧条件と材質の関係を明らかにして、最適製造条件を実験的に確かめるとともに、実用規模のプレスを設計する際の諸問題について検討する。
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