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1989 年度 実績報告書

自然発症腫瘍頻度の減少をもたらす人工飼料の開発

研究課題

研究課題/領域番号 01870027
研究種目

試験研究

研究機関秋田大学

研究代表者

加美山 茂利  秋田大学, 医学部, 教授 (80004547)

研究分担者 小泉 昭夫  秋田大学, 医学部, 助教授 (50124574)
高橋 弘  国立環境研究所, 室長 (80101046)
平野 靖史郎  国立環境研究所, 環境保健部, 研究員 (20150162)
鈴木 和夫  国立環境研究所, 室長 (90109918)
キーワード制限食 / カロリ- / 自然発癌 / マウス / アスベスト / 肺癌
研究概要

〔当初目標〕
糖質を減少させカロリ-摂取を制限した飼料によってマウスを飼育し自然発症腫瘍を減少させることを目ざす。平成元年度目標は、精製飼料の作成と、アスベスト投与動物群を設定することにある。
〔研究の概容〕
1.精制飼料の作成:我々の作成した精製飼料の組成は以下の如くのものである。
(1)対照食:カゼイン(23%)、トウモロコシ澱粉(50%)、しょ糖(10%)、コ-ンオイル(3%)、セルロ-ス(5%)、αースタ-チ(1%)、ミネラル混合(6%)、ビタミン混合(2%)より成り、3.5Kcal/gの熱量である。対照群マウスは、27g/週(95Kcal/週)給飼される。
(2)制限食:カゼイン(40%)、トウモロコシ澱粉(25%)、しょ糖(6%)、コ-ンオイル(5%)、セルロ-ス(9%)、αースタ-チ(2%)、ミネラル混合(10%)、ビタミン混合(4%)を含有し、3Kcal/gの熱量である。制限食マウスは、15g/週(45Kcal/週)給飼される。
2.アスべストの投与:アスベスト投与は、経気管支的に行った。投与用量は0.5、0.15、0.05mg/マウスで行い、対照として、食塩水投与群と、酸化チタン群を設けた。
3.動物群と経過
動物群は、対照食と制限食で2群に分けられ、それぞれはさらに5群に細分され、計10群より成る。一群は25匹より成り現在投与後6ケ月を経過している。
現在の体重は、対照食群の5群では、27.5g〜30.2gに分布しており、制限食群の5群は16.9g〜22.4gに分布している。これらの体重は、概ね当初目標通りに制禦されている。

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公開日: 1993-03-26   更新日: 2016-04-21  

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