研究分担者 |
喜多 紘一 (株)東芝医用機器, 特機装置部, 課長
岡 輝明 東京大学, 医学部・(病), 助手 (60177029)
八代 直文 東京大学, 医学部・(病), 助教授 (20092356)
開原 成允 東京大学, 医学部・(病), 教授 (30010234)
大久保 昭行 東京大学, 医学部・(病), 教授 (20010423)
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研究概要 |
1)症例デ-タベ-スの作成 代表的な呼吸器疾患症例について,症状,理学所見,機能検査所見,画像検査所見および組織学的検査所見のデ-タベ-スの作成を行った。その内容について,以下のような方法で整理した。 A)症例カ-ドの作成。 自験症例,および報告症例について,1例あたり1枚の形式で基本的に必要な内容が記載される症例カ-ドを作成した。 B)疾患コ-ドの作成。 各種呼吸器疾患および類縁の疾患について,これを,感染症,腫瘍,気道病変,循環障害,全身性疾患の肺病変,胸膜,縦隔,心臓疾患,食道疾患などに分類し,疾患をコ-ド化した。多数の症例デ-タベ-スについてこれを用い,内容の検討を行った。 2)症例の呈示システムの形成。 うえにあげた各種情報について,症状その他の文字ないし数字情報は整理してコンピュ-タ-のモニタ-画面上で呈示し,また,これを紙面でみることができるシステムを形成した。X線像や病理像などは,コンピュ-テッドラジオグラフィ(CR)のモニタ-画面やカラ-モニタ-画面に,効率的に呈示できる方式を確立した。 3)現在,症例内容の拡充と,疾患名以外に各種所見についてのコ-ド化をすすめている。これにより,たとえば胸部X線所見別に症例を分類し,呈示することなどが可能となる。これらの入力作業は予定量の約三分の二を消化した。残りの作業,およびエキスパ-トシステムの作成にあと半年程度を要する予定である。
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