研究分担者 |
小林 正明 名古屋市立大学, 医学部, 臨床研究医
井口 普敬 名古屋市立大学, 医学部, 臨床研究医
吉田 行雄 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (00220624)
藤吉 文規 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (60173481)
伊藤 貴 名古屋市立大学, 医学部, 助手 (90151513)
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研究概要 |
極小関節鏡の臨床応用では83関節,内膝関節73,指関節6,手関節2,足関節1,趾関節1であった。 画像処理では平成3年度は平成2年度に作成した関節軟骨変性度定量指標を臨床現場で利用できるシステムへと統合化する研究を行った. 具体的には,RGB分離型ビデオフロッピ-装置よりビデオ信号デジタイザを利用してパ-ソナルコンピュ-タに関節鏡画像を取り込み光ディスクに保存すると同時に患者情報デ-タベ-スを作成するソフトウエアを開発した。 当初の計画ではカメラと一体型の装置にする予定であったが,以下の4理由によりカメラと処理装置を分離したものとした. 1)コンピュ-タノイズがカメラに影響する. 2)いずれか一方が故障したときの代替に有利. 3)市販のコンピュ-タの性能向上のサイクルがカメラより格段に短い. 4)ソフトウェアの改良が容易. 一体型に比してサイズの点ではやや不利であるが,これにより手術現場における関節軟骨変性度の定量評価が可能となった.定量評価は現場で実施することも可能であるし,後に光ディスクに保存した画像にたいして行うことも可能である.さらにビデオテ-プやビデオフロッピ-に保存した画像を評価することもできる.ただしビデオテ-プはカメラ直接またはビデオフロッピ-に比してノイズが多く,計測誤差が生じやすい.また同時にデ-タベ-スの作成が行われるため,各種の情報の検索や学術的有効利用が可能となった.
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