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1990 年度 実績報告書

眼底病変のリアルタイム画像の定量的解析機の開発

研究課題

研究課題/領域番号 01870074
研究種目

試験研究(B)

研究機関東京大学

研究代表者

新家 真  東京大学, 医学部, 助教授 (00092122)

研究分担者 秋葉 芳克  HOYA株式会社, 児玉開発研究所, 所長
小室 優一  東京大学, 医学部, 教務職員 (30114482)
山下 英俊  東京大学, 医学部, 講師 (90158163)
キーワードレ-ザ-スペックル / 網膜 / 脈絡膜 / CCD / マイクロスフェア
研究概要

今年度は、昨年度試作したりリアルタイム眼内血流解析装置を用い、家兎眼を主な対象として、生体眼での血流画像化に伴う原理的、技術的な問題点を検討した。
まず、測定機ソフトウェアを改良し、これに伴い昨年度の実験結果の解析法と数値化法を再検討した。家兎眼虹評で変動係数5%と、安定した測定が可能なことが実証された。またピロカルピン製剤投与前後での変化についても、約5%の増加が検出され、レ-ザ-スペックル法の感度が充分であることが示された。
しかしここで、測定面の反射率にあわせた均一な照明を得ることが良好な測定のために重要であり、レ-ザ-光の照射量を調節し測定面に正確に合焦することが必要であることが判明した。後眼部の測定に関しては、この制約のため、前眼部と同時に行なうことが不可能と分かり、なんらかの変換装置が必要となった。その製作に際して、レ-ザ-光の深達度を検証し網膜と脈絡膜の信号の分離を図るため、他法、特にマイクロスフェア法との比較検討が必要であることも確認された。また、人眼への応用に際しては、測定対象の体動、眼球の微細な運動などが測定結果に影響するため、固視微動との区別、測定時間の短縮を図る必要があり、測定機のより一層の改良を要することも明らかとなった。このため、CCDの高速化、画素数の増加を含めた測定機の改良が必要と孝えられ、仕様を検討中である。

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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