研究課題/領域番号 |
01870113
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研究機関 | 北陸大学 |
研究代表者 |
小林 正 北陸大学, 薬学部, 教授 (30100936)
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研究分担者 |
松永 孝之 富山県薬事研究所, 主任研究員 (30121289)
斉藤 晴夫 富山県薬事研究所, 所長 (80111433)
勝田 平俊 北陸大学, 薬学部, 助手 (00194788)
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キーワード | ESRーCT / ESRイメ-ジング / MRI / メラニン / メラノ-マ / アラニン / イメ-ジングプレ-ト / 画像処理 |
研究概要 |
1.以下の5種類のESRーCT(イメ-ジング)の装置の試作、開発を行なった。(1)局所信号検出法の高速磁場掃引型TE102モ-ドピンホ-ル共振器応用漏洩マイクロ波利用表面走査方式2次元ESRイメ-ジング装置。磁場勾配法の(2)高速磁場掃引型3次元イメ-ジングコイル付TM110モ-ド共振器応用試料温度可変機構付きESRーCT装置、(3)TE01δモ-ド誘電体共振器応用3次元SR顕微鏡、(4)TE0011モ-ドユニバ-サル共振器用及びTM110モ-ド共振器用挿入型3次元イメ-ジングコイル付き簡易型ESRーCT装置(5)TE01nモ-ドラ-ジホ-ル共振器採用液体窒素吹付によるイメ-ジングコイル強制冷却型3次元ESR顕微鏡。 2.試作した各種ESRーCT装置は以下の日本電子製のESR分光器とラピッドスキャン装置、ノイズ除去用のロックインアンプ、ディジタルオシロスコ-プ、試料操作用ステッパ-付きXーY(-z)ステ-ジ、デ-タ取り込み用のPCー9800VX2パソコン等とともに構成されている。これらはGPーIBを介して結合され、繰り返し磁場掃引と積算によるS/N比の向上等の各種測定モ-ドはコンピュ-タ自動化されている。 3.上記の試作のESRイメ-ジング装置をもちいて以下の研究を行い、放射線3次元計測システムを構築した。(1)メラニン及びマウスのB16メラノ-マ産生のメラニンラジカル及び化石試料中の遷移金属のイオンESRイメ-ジング測定を行なった。2次元FFTとWiener Filter用い画像処理を行なった。(2)アラニン及び各種糖類で放射線計測用ESRイメ-ジングプレ-トを開発、電子線等を照射して研究、3次元放射線計測システムを構築した。(3)Back Projection法、ART法等画像再構成法で磁場勾配法でもESRーCT画像解析を行なった。 (4)磁気モ-メント法や有限要素法で磁場勾配コイルの磁場解析を行い線形性のよいコイル開発を行なっている。
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