研究課題/領域番号 |
01880007
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研究種目 |
試験研究(B)
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
原島 博 東京大学, 工学部, 教授 (60011201)
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研究分担者 |
水上 啓子 国立小児病院, 小児医療センター, 室長 (30192355)
米谷 淳 奈良大学, 社会学部, 講師 (70157121)
千葉 浩彦 淑徳大学, 社会福祉学部, 講師 (40207296)
山田 寛 川村短期大学, 講師 (80191328)
森島 繁生 成蹊大学, 工学部, 助教手 (10200411)
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キーワード | 顔 / 表情 / 画像処理 / 知的符号化 / 画像合成 / コンピュ-タ・グラフィックス |
研究概要 |
1.<表情分析合成システムの基本設計>___ー 研究代表者らが提案している知的画像画符号化の手法を用いて、顔画像及び表情の系統的な記述方法の継続的な検討を行った。その結果、知的画像符号化手法の有効性を改めて確認された。さらに、本年度においては、システムのインタ-フェイスの改良と分析合成ソフトウェアの統合化が進められた。システムの高速性、汎用性、移植性など検討すべき点は依然残されているものの、心理学的研究等のツ-ルとして利用出来る段階まで近づいた。 2.<表情分析を中心とする応用ソフトウェアの基礎検討>___ー 顔画像から表情の形状パラメ-タを抽出するためのソフトウェアを開発し、さらにそのインタ-フェイスの改良を行った。 3.<表情合成を中心とする応用ソフトウェアの基礎検討>___ー 表情パラメ-タから自然な顔画像を合成するための画像生成ル-ルの継続的検討を行った。 4.<心理学的評価実験>___ー 心理学的評価実験に関しては、実験計画および方法の基礎的検討を行い、顔画像からの表情の抽出実験や合成画像を刺激とした認知実験が進められた。その結果、顔画像の形状パラメ-タに基づく表情情報を抽出に関しては、かなりの成果が挙がり、心理学的妥当性が確認されつつある。しかし、表情画像の生成ル-ルに関しては、ル-ル自体の心理学的妥当性および一般性に関してはまだ改良すべき点のあることが分かった。これについては、現時点で実施している心理学的実験に基づき改善を試みる段階にある。
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