研究分担者 |
西村 和雄 ゼネラル石油(株), 中央研究所, 研究員
沢田 一良 ゼネラル石油(株), 中央研究所, 主任研究員
平野 尚 ゼネラル石油(株), 中央研究所, 部長
志田 孝二 東京大学, 原子力研究総合センター, 助手 (60011095)
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研究概要 |
本研究は陽子ビ-ムによる薄層放射化法を用いたトライボロジ-計測法を、基礎実験、応用計測の両面から確立しようとするものである。平成元年度については、(1)東大・原子力研究総合センタ-のタンデムバンデグラ-フ加速器の7MeVの陽子ビ-ムを用いた鉄材料の薄層放射化法の実験的確立のための検討、および(2)鉄試験中の ^<56>Fe(p,n) ^<56>Co, ^<57>Fe(p,n) ^<57>Fe(p,n) ^<58>Coの反応放射化生成物の測定をおこなった。平成2年度については以下の検討をおこなった。 (3)上記(2)の放射化鉄の放射能減量対摩粍量に対する研摩実験デ-タと、積層鉄箔の放射化生成量の実験結果を比較の上, ^<56>Co/ ^<57>Co, ^<56>Co/ ^<58>Coの比の形で摩粍量が表わせるよう実験デ-タを整理し,解析計算等の助けをかり,汎用な放射能減量対摩粍量に関する検正関数を作成した。(4)本方法を実際の機械摩粍部分に適用してみるために、自動車エンジン部品摩粍試験のためのテストベンチを作成した。 (5)(4)のテストベンチのカムノ-ズ摩粍部に対して、陽子ビ-ムによる薄層放射化法を用いたトライボロジ-試験を実施する。試験に当っては、最適コリメ-タの検討、検出器の最適配置,自動計測システムの構築、オンラインデ-タ処理プログラムの開発などをおこなった。 (6)本方法の総合的検討をおこない,実用に供せられる形でのまとめを行った。
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