研究課題/領域番号 |
01880035
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研究種目 |
試験研究
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研究機関 | 早稲田大学 |
研究代表者 |
白井 克彦 早稲田大学, 理工学部, 教授 (10063702)
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研究分担者 |
伊東 宏幸 早稲田大学, 理工学部, 助手 (20193526)
内田 種臣 早稲田大学, 理工学部, 教授 (40130869)
寺田 文行 早稲田大学, 理工学部, 教授 (30063324)
小原 啓義 早稲田大学, 理工学部, 教授 (40063367)
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キーワード | CAI / マルチメディア |
研究概要 |
本年はCAIシステムにおける知的機能に関する基礎的検討とマルチメディアCAIシステムの基本要素の2点を中心に研究を進めた。まず、知的機能の実現として人間とシステムとの対話の実現手法について検討し、これまでの知的CAIシステムの対話機能の拡張を行った。この枠組みにおいて有効な指導を行うための教育戦略や学生モデルについて更に検討を行っている。 マルチメディアCAIシステムの試作においては、本年度はマルチメディアを有効に利用し得る教科であることを考慮して英語学習を教育対象として定めた。 マルチメディアシステムのハ-ドウェア構成としては、A/D、D/A変換器、マイク、スピ-カ、レ-ザ-ディスク装置、光磁気ディスク装置を用意した。レ-ザ-ディスクで利用するソフトウェアは、最終的には専用のものを用意する予定であるが、本年度は市販のものを利用した。これらを相互に連動して活用するために必要な環境の整備やプログラムの作成を行った。現段階では、 (1)学習者の音声の入力と再生による発音の練習 (2)学習者の指定による任意部分の映像の再生、ならびに、指定した区間の繰り返し再生 (3)レ-ザ-ディスクの映像での会話とコンピュ-タの提示するテキストデ-タとの同期 などを実現している。まだ十分とはいえないが、これらの機能により実際の学習支援は可能であると考える。今後の課題としては、システムの汎用化、ユ-ザ-インタ-フェ-スの向上、教材の作成が必要である。
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