研究課題
試験研究
1.在来の椅子による授乳行為の実態調査およびアンケ-ト調査(早期産褥婦・介助者)の実施と解析(1)授乳行為の実態調査授乳行為の実態をビデオ撮影し行為分析を行った。更に実験室実験による行為をモデル化し問題点を抽出した。(2)産褥婦・介助者に対するアンケ-ト調査現状の授乳環境の評価を行い問題点を抽出した。次いで産褥婦・女子大学生の身体計測をし比較検討した。結果;現状の授乳用椅子では、授乳行為は姿勢・荷重ともかなり無理のあることが確認された。これらのことは介助者にとっても動作・作業・姿勢に多くの問題点が指摘された。2.授乳での生体機能測定授乳姿勢と椅子のタイプ別に筋電図測定を試験的に行った。次年度は実験用椅子での筋電図測定および体圧測定を行い生体機能における負担度を解析する。3.授乳行為時の褥婦の動作解析身体各部の特性およびモデル化して体軸・四肢の角度・重心位置を明らかにした。さらに授乳行為の動作空間および動作域・作業域を解析した。4.実験用椅子の基本設計の立案および製作今回は、主に問題点・要求項目の抽出を軸に行ったが、次年度はこれら問題点・要求項目の解決策の検討および計画指針の作成、さらには具体的な環境提案までを行う。
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