本研究は、ビデオカメラより画像処理システムに降雪雪片の映像を取り込むことにより、冬季期間連続的に空中の降雪状況の観測を行う移動式の小型簡易降雪観測装置を作製し、デ-タベ-スの構築を行うものである。今年度は以下の手順で研究を進めた。 1.移動式の小型簡易降雪観測塔を作製した。 2.降雪粒子を固体撮像カメラを使って画像処理装置に取り込んだ。 3.パソコンを使って、降雪粒子の大きさ、分布および落下速度を解析し、ディスクに格納するプログラムを開発した。 4.蓄積されたデ-タベ-スから、降雪状況および各種の観測デ-タを検索するプログラムを開発した。 5.平成元年12月〜平成2年3月の期間、実際に本開発装置を使って観測し、実用化の検討を行った。
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