研究概要 |
当研究は、既にシステムそのものは確立し稼動している「航空写真情報デ-タベ-スシステム」(NARS)の増強を目的としたものである。本研究では、特にデ-タ入力法の強化に重点を置き、デ-タの増大をはかろうとするものである。そのために、以下に述べる研究をおこない、それにともなう器機の購入、ソフトウェアの開発をおこなった。 1.入力法の改善 従来のデ-タ入力法は、航空写真の主点位置を1/50,000地形図に鉛筆でプロットし、ディジタイザに貼付しカ-ソルでポイントすることによって、主点位置の緯度・経度を算出した上コンピュ-タにファイルしていた。改良法では、地形図をディジタル画像化し、ディスプレイ上に表示して、カ-ソルでポイントすることによって緯度・経度に換算することとした。これにより、従来の入力工程を3工程軽減した。 2.ハ-ドウェア購入 1.ラップトップコンピュ-タJー3100GST システム制御用 2.グラフィックコントロ-ラ 含フレ-ムメモリ 3.グラフィックディスプレイPUDー0061A001 地形図表示 4.光ディスク装置 ODZー7101A ポイント表示 3.ソフトウェア開発 1.1/50,000地形図、光ディスク格納プログラム 2.主点位置ディジタイズプログラム 4.まとめ 以上の結果、タブレットを使用することなく、航空写真の主点位置をディジタイズすることが可能になった。今後は、現在のシステムをすべて、この新規システムに移行し、デ-タ入出力の消力化・能率向上化を目指す。
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