研究課題/領域番号 |
01F00224
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
松村 秀一 東京大学, 大学院・工学系研究科, 助教授
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研究分担者 |
ARENALES?VERGARA O. A. 東京大学, 大学院・工学系研究科, 外国人特別研究員
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キーワード | 中南米 / 住宅 / 情報・通信技術 / 発展途上国 / 技術移転 / 宇宙開発 |
研究概要 |
本研究では、以下の三つのサブテーマに沿って研究が行われた。 (1)中南米を例に取り、発展途上国において不足している住宅建設技術を特定する。具体的には、インフラの未整備な地域で循環型居住環境を形成する技術、及び熟練技能者が存在しない地域で有効に用いることのできるプレファブ構法技術が代表的な不足技術として挙げられる。 (2)上記の分野に対して、日本で有効に適用されてきた技術の移転可能性を見極め、それを伝達可能な表現形式で記述する。具体的には、(1)に対応して、日本で実際に適用されている各種の循環型居住環境形成技術とプレファブ構法技術を抽出し、その技術資料を収集・整理した。 (3)宇宙開発分野で用いられてきた遠隔操作等の情報・通信技術の応用可能性を検討し、上述の技術移転の具体的な方法として、情報・通信技術を有効に利用した方法を立案する。 ことに、(3)については、2002年10月にヒューストンで開催されたWorld Space Congressに出席し、研究論文"Latin American Regional Developments in Space Technology and International Cooperation"を発表するなど、当初計画以上の成果を挙げた。また、(1)(2)で述べた循環型居住環境形成技術とプレファブ構法技術についても、宇宙開発分野に有用な技術が多く存在することを確認し、それらに関する技術情報の収集・整理を行った。
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