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2002 年度 実績報告書

環境共生の概念深求と計画化〜京都府木津町を事例として〜

研究課題

研究課題/領域番号 01J02676
研究機関京都大学

研究代表者

今川 朱美  京都大学, 工学研究科, 特別研究員(PD)

キーワード環境共生地域づくり / 都市計画 / 地域計画 / 環境負荷削減住宅 / 太陽光発電 / 雨水利用システム
研究概要

平成13年4月に、実験住宅が完成し、(1)日射量、(2)雨量、(3)太陽光発電量、(4)雨水の貯留および再利用、(5)設計上の工夫をこらした外壁の室温調整機能効果、(6)屋内の空気循環システムの効果、についての測定を開始した。(1)〜(4)については、データ収集用パソコンを実験住宅内に設置し、それぞれのデータを記録している。(5)については、1ヶ月分の温湿度の測定値を、ロガーに記録し、1ヶ月に一度、データの引き上げを行っている。
測定結果より夏期における太陽光発電の結果を「実験住宅における太陽光発電の有効性評価と木津町中央地区への展開」としてまとめた。その中では、太陽光発電による発電量と、設計の工夫による冷房負荷削減、それらによるエネルギー負荷削減への有効性を明らかにした。
本年度は、雨水の貯留と再利用に関するデータを検証し、先に記した太陽光発電の効果に関する考察と同じく、雨水タンクの環境負荷削減に対する有効性を示した。現在、結果を論文に取りまとめている。
また、環境負荷削減に考慮した実験住宅のデータを基に、街区規模での評価を行う。本研究の課題である「環境共生の概念探求と計画化」のために、これまでの都市計画に関する調査をふまえて、これからの環境共生都市というものを考え、概念化とその手法を提案する。なお、これまでの都市計画に関する調査などは完了し、その部分に関する取りまとめも終了しており、さらなる作業をすすめる予定である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 今川朱美, 内藤正明: "実験住宅における太陽光発電の有効性評価と木津中央地区への展開"日本建築学会計画系論文集. No.558. 103-108 (2002)

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公開日: 2004-03-26   更新日: 2016-04-21  

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