• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2003 年度 実績報告書

三量体Gタンパク質G12ファミリーによる神経機能調節の研究

研究課題

研究課題/領域番号 01J03814
研究機関京都大学

研究代表者

山口 賀章  京都大学, 生命科学研究科, 特別研究員(DC1)

キーワードG12ファミリー / Rho / GPCR / 細胞内局在 / PP5 / PP5-TPR / thrombin / LPA
研究概要

Gα12/13の新規活性測定法の開発と、Gα12/13のレセプターとの共役の特異性決定因子の解明
私は、2002年にセリンスレオニンフォスファターゼ5(PP5)が三量体Gタンパク質G12ファミリーの新規エフェクターであることを見いだした。2003年に私はPP5のTPRドメインが活性型Gα12/13と特異的に結合するという特性を利用して、TPRドメインによるpull-downにより、Gα12/13の活性を測定する新規活性測定法を開発した。
Gα12とGα13は、下流でRhoという共通の分子を利用する一方、上流のレセプターとの共役に関しては、それぞれに特異性があることが、Gα12/13のドミナントネガティヴ体を用いて示されていた。そこで、私は上記の新規アッセイ法を用いてthrombin及びLPAがGα12及びGα13を、それぞれ特異的に活性化すること、及びこの特異性が、Gα12/13のN末端アミノ酸配列の差に起因することを解明した。近年、神経細胞において、Gα12は細胞体、Gα13はneuropilと局在が異なることが報告された。このことから、Gα12/13とレセプターの細胞内局在の違いが、それらの共役及びシグナリングに重要であると考えられる。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] Yoshiaki Yamaguchi et al.: "N-terminal Short Sequences of α subunits of G12 family defermine selective couplings to Receptors."The Journal of Biological Chemistry. 278巻・17号. 14936-14939 (2003)

URL: 

公開日: 2005-04-18   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi