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2002 年度 実績報告書

M期終了を制御するスピンドルチェックポイントの研究

研究課題

研究課題/領域番号 01J05448
研究機関東京大学

研究代表者

吉田 知史  東京大学, 大学院・理学系研究科, 特別研究員(DC2)

キーワードRas / Teml / Ltel / M期 / チェックポンイト
研究概要

遺伝情報を保持する核を娘細胞へ性格に伝達することは細胞分裂における重要な機構である。私は核分裂と細胞質分裂を共役させるのに必要だと考えられているTeml GTPaseの活性化因子(と考えられていた)Ltel蛋白質の制御について解析を行った。その結果、LtelはTemlとは結合せず、ヒト癌原遺伝子産物と相同なRasGTPaseとGTP依存的に結合することを明らかにした。RasとLtelの膜表層局在に必須で、Rasの欠損株はLtel欠損株と同様にM期終了に遅延がおこる。しかし、このM期遅延はLtelの大量発現で回避された。
以上の結果から私は出芽酵母におけるRasの新しいシグナル伝達系を同定した。この結果については現在「The Journal of Cell Biology誌」に印刷中である。

  • 研究成果

    (3件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (3件)

  • [文献書誌] Yoshida S, Asakawa K, Toh-e A: "Mitotic Exit Network Controls the Localization of Cdc14 to the Spindle Pole Body in Saccharomyces cerevisiae"Current Biology. 12(11). 944-950 (2002)

  • [文献書誌] Yoshida S, Toh-e A: "Budding yeast Cdc5 phosphorylates Net1 and assists Cdc14 release from the nucleolus"Biochem.Biophys.Res.Commun.. 294(3). 687-691 (2002)

  • [文献書誌] Yoshida S, Ichihashi R, Toh-e A: "Ras recruites mitotic exit regulator Lte1 to the bud cortex in budding yeast"Journal of Cell Biology. (印刷中). (2003)

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公開日: 2004-03-26   更新日: 2016-04-21  

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