研究概要 |
高解像度大気大循環モデルを用いて全球的な重力波の解析を行った。用いたモデルの解像度は水平約100km,鉛直には約550mに設定してある。シミュレートされた重力波の全球分布を衛星観測と比べると,ギニア湾域,インドネシア域,南アメリカ域で両者ともに大きなエネルギーが形成されていた。モデルの利点を生かし,これらのエネルギー起源を調べると対流日変化によるものであることが分かった。また中緯度帯では傾圧不安定波起源の重力波が顕著で,大規模循環場に影響を与えていることがEP flux解析により明らかになった。以上の成果を国際会議で発表した。
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