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1991 年度 実績報告書

小アジアとその周辺地域における大規模な組積造ド-ムの構造と歴史に関する学術調査

研究課題

研究課題/領域番号 02041013
研究機関筑波大学

研究代表者

日高 健一郎  筑波大学, 芸術学系, 助教授 (30144215)

研究分担者 METIN Ahunba  イスタンブール工科大学, 建築学部, 教授
ZEYNEP Ahunb  イスタンブール工科大学, 建築学部, 教授
MUFIT Yorulm  イスタンブール工科大学, 建築学部, 教授
FERIDUN Cili  イスタンブール工科大学, 建築学部, 教授
石川 浩一郎  石川工業高等専門学校, 建築学科, 助手 (50168192)
青木 孝義  長崎大学, 工学部, 助手 (10202467)
河辺 泰宏  愛知淑徳短期大学, 家政学科, 講師 (70195139)
佐藤 達生  大同工業大学, 工学部, 助教授 (40131148)
篠野 志郎  日本城郭研究センター, 城郭研究室, 室長 (20108210)
真下 和彦  東海大学, 工学部, 教授 (80096263)
加藤 史郎  豊橋技術科学大学, 工学部, 教授 (40023303)
飯田 喜四郎  愛知工業大学, 工学部, 教授 (80022987)
キーワードハギア・ソフィア大聖堂 / ビザンティン
研究概要

8月21日から10月1日(歴史測量班)、8月22日から9月10日(構造班)、8月28日から10月1日(写真記録班)の日程で、現地調査を行なった。調査対象はイスタンブ-ルのハギア・ソフィア大聖堂とハギア・イレ-ネ聖堂であるが、期間途中9月11日から16日まで写真記録班2名は前年度の予備調査の続きとしてエルズルムに行き、修道院建築およびモスクのド-ムの撮影にあたった。
ハギア・ソフィア大聖堂の調査では、ド-ム外部の写真測量が主たる目的であり、前年に設けた堂内基準点の確認、堂内基準点に応じる外部基準点の測設から作業を始めた。対標はド-ム外側基部に設置し、その観測点および撮影点は隅部に立つミナレットのバルコニ-に設けた。観測開始直後の数日は気象条件が思わしくなく(雨と強風)、作業の段取りに苦心したが、4本のミナレットすべてから観測、撮影を無事終了した。対標の観測にはレ-ザ-測距器を備えたトランシット(ト-タルステ-ション)を用い、ラップトップ型パ-ソナルコンピュ-タ-でデ-タの自動記録を行なった。写真測量では、バルコニ-から約2.5mのビ-ムを出し、その先につけたカメラで撮影を行なったので、撮影基線の平行性の維持、遠隔操作等に工夫が必要であった。ハギア・ソフィア大聖堂の測量と並行して、同様の方法でハギア・イレ-ネ聖堂の内部測量を進めたが、ド-ム内側基部のコ-ニスの幅が狭く、対標の設置と撤去はきわめて慎重に行なわれた。
横造班は、前年度の調査に引き続き、上記2聖堂および関連するモスク建築の構造調査と常時微動測定を行なった。また、歴史測量班と合同でイスタンブ-ル工科大学およびイスタンブ-ル修復研究所の研究者と意見交換を行ない、ハギア・ソフィア大聖堂各所から採取されたモルタルの試料を持ち帰った。現在この成分分析を筑波大学中井講師に依頼して進めている。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] 日高 健一郎,ミュフィト・ヨルルマズ: "ハギア・ソフィア大聖堂中央ド-ムの形状について" 建築史学.

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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