研究課題/領域番号 |
02041023
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
ゲラー ロバート 東京大学, 理学部, 助教授 (40170154)
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研究分担者 |
尾池 和夫 京都大学, 理学部, 教授 (40027248)
森谷 武男 北海道大学, 理学部, 助教授 (60001864)
武尾 実 東京大学, 地震研究所, 助教授 (00197279)
阿部 勝征 東京大学, 地震研究所, 教授 (40002175)
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キーワード | 広帯域地震観測 / 西太平洋地震活動 |
研究概要 |
本研究の目的は、ソ連東部及びインドネシアに国際研究協力によって広帯域デジタル地震観測点を設置・運営することである。本研究の対象地域はこれまで広帯域地震観測の空白域だったので、本研究による広帯域デジタル地震観測点の設置の意義は大きい。また、本研究は極東・アジア・西太平洋への広帯域観測網の展開を計画しているPOSEIDON計画への第一段階と位置づけられるものである。 平成2年度には次年度に予定しているソ連東部とインドネシアへの地震計設置のための予備調査を行った。また、地球物理学的観点からみて最も興味深い地域であり、地震頻度の高い西太平洋地域の地下深部構造や地震発生過程の研究を地震波デ-タを用いて行った。 平成2年度の研究経過は以下の通りである。 ・国内:地震計及び記録装置の開発を行った。試験運転のために東京大学地震研究所の筑波と白木観測所で設置した。既存のデ-タを解析し、西太平洋地域で起こった大地震のメカニズムを解明した。 ・ソ連:サハリンの観測点は日ソ米共同研究によって行うので、ソ連と米国の当局と交渉した。サハリンで予備調査を行った。 ・インドネシア:インドネシア当局と相談した結果、スマトラ島パラパト観測所はレンバンよりS/N比率がよく地震観測に適当であることが判明したので、パラパトを観測点位置として選んだ。パラパトで予備調査を行った。
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