研究分担者 |
SOBARI O. インドネシア, 航空宇宙局・ワトコセ観測所, 所長
IYNN K. J. オーストラリア, アデレード防衛研究センター, 研究室長
MENK F. W. オーストラリア, ニューキャスル大学・物理科, 助教授
FRASER B. J オーストラリア, ニューキャスル大学・物理科, 教授
上井 哲也 気象庁, 柿岡地〓気観測所, 研究官
角村 悟 気象庁, 柿岡地〓気観測所, 研究官
桜井 享 東海大学, 工学部, 教授 (00004416)
瀬戸 正弘 東北工業大学, 通信工学科, 教授 (60085412)
西野 正徳 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助手 (70023679)
湯元 清文 名古屋大学, 太陽地球環境研究所, 助教授 (20125686)
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研究概要 |
日本ーオ-ストラリア〓気子午面(〓気経度約210度)に沿って日本の観測点(母子里、柿岡、父島、鹿児島)とそれらの〓気共役点を中心に、〓気圏プラズマ波動(LF,VLF電〓波、ULF〓波)の同時観測を行った。母子里(L=1.57)の共役点オ-ストラリア・バ-ズビルとその周辺では、3周波数のLFデッカ局電波ホイスラ波の同時観測を行った。その結果、地上で受信されるホイスラ波は電離層上部(F層)で、〓力線沿うダクト(周囲より電子密度の濃い部分)に侵入し,〓気圏内を伝搬し,反対半球の電離層をさらに透過し、地上に達することが実証された。さらに、210度〓気子午線に沿った日本国内4地点,オ-ストラリアの3地点(アデレ-ド,バ-ズビル,ウェイパ)でULF〓波の同時観測を行った。その結果、昼側で発生する連続性PC3型脈動の短周期成分(10ー20秒)に関して、L=1.6附近に〓力線共鳴振動し易い領域が存在することを見出した。これらの日本国内とオ-ストラリアの観測点では、1990年9月以降もULF〓波の観測を継続している。また、バ-ズビルではLFホイスラ波の強度と偏波の観測を継続している。一方、ハワイーアラスカ子午面(経度約270度)どは〓気環境調査を実施し,ハワイ・オワフ島津波センタ-ではULF〓波の予備的観測を開始した。日・豪子午面に沿う,グアム,パプアニュ-ギニアのウエワク地圧で〓気環境調査を行い,観測点を選定した。なお,インドネシアではULF〓波の共同観測についての協議を行った。
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