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1990 年度 実績報告書

中国人小児の歯科症患と歯科的特頂に関する実態調査ー日本人小児との相違いついて

研究課題

研究課題/領域番号 02041067
研究機関九州大学

研究代表者

中田 稔  九州大学, 歯学部, 教授 (40014013)

研究分担者 WEI Stephen  香港大学, 歯学部, 教授
石 四〓  上海第二医科大学, 口腔医学院, 教授
〓 輝  北京歯科大学, 口腔医学院, 教授
小椋 正  鹿児島大学, 歯学部, 教授 (00059362)
長坂 信夫  広島大学, 歯学部, 教授 (30064827)
祖父江 鎮雄  大阪大学, 歯学部, 教授 (60029973)
小野 博志  東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (80013879)
神山 紀久男  東北大学, 歯学部, 教授 (20013881)
キーワード歯科調査 / 中国人 / 海外調査
研究概要

平成2年9月22日〜10月13日の22日間にわたり,中国北京市及び四川省の農村楽山市水口郷において,965名の小児(3X〜15X)の歯科調査を実施した。また同年12月5日〜15日の10日にわたり,同様の調査を香港において実施し,316名の小児(3X〜16X)より調査資料を得ることができた。本調査は,今後社会経済条件が大きく変容することが予想される中国大陸において,都市型の北京市,農村型の四川省楽山,及び既に口腔疾患予防のためフッ素の水道水化を実行している香港の3ケ所で同年齢小児の口腔疾患者の比較をしようというものである。
現在1281名の小児から得られた食習慣・保育歴に関するアンケ-ト,口腔調査記録,歯別咬合模型,身長・体重測定値,PTC味覚試験測定結果,及び咀噂機能測定値を個体毎にコンピュ-タ-・ファイルとして作成中である。
上記調査結果の一部として,齲飾の発現率は,北京市で最も高く,次いで楽山,香港の順であることがわかった。このことは,齲飾の社会経済的背景を如実に示していると同時に,香港においては,フッ素の使用が齲飾抑制に大きな効果を上げていることの証左であり,齲飾に社会経済的因子が強く関与するという仮説を再確認するものであると同時に,日本における小児の口腔健康管理システムに重要な情報を与えるものである。

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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