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1991 年度 実績報告書

中国人小児の歯科疾患と歯科的特質に関する実態調査ー日本人小児との相違について

研究課題

研究課題/領域番号 02041067
研究機関九州大学

研究代表者

中田 稔  九州大学, 歯学部, 教授 (40014013)

研究分担者 WEI Stephen  香港大学, 歯学部, 教授
石 四箴  上海第2医科大学, 口腔医学院, 教授
たん 輝  北京医科大学, 口腔医学院, 教授
小椋 正  鹿児島大学, 歯学部, 教授 (00059362)
長坂 信夫  広島大学, 歯学部, 教授 (30064827)
祖父江 鎮雄  大阪大学, 歯学部, 教授 (60029973)
小野 博志  東京医科歯科大学, 歯学部, 教授 (80013879)
神山 紀久男  東北大学, 歯学部, 教授 (20013881)
キーワード国際学術調査 / 中国人小児 / 歯の形質 / ウ蝕罹患状態 / 歯列の成長 / 口腔疾患の疫学 / 食生活 / 咀嚼能率
研究概要

平成3年9月24日〜10月4日にかけて、日本側と中国側および香港側の研究者が、合同で次の調査項目について討議を行なった。即ち、東北大学の神山教授を中心に集団調査方法の確立とウ蝕罹患状態についての分析を行なった。九州大学の中田教授および東京医科大学の小野教授を中心に、歯列および歯の大きさについての分析を行なった。大阪大学の祖父江教授を中心に、口腔疾患の疫学的調査分析を行なった。広島大学の長坂教授を中心に、食生活の実態調査分析を行なった。鹿児島大学の小椋教授を中心に、咬合力の測定と咀嚼パタ-ンの解析を行なった。北京医科大学のたん教授は、主に中田,小野,小椋らに対応して歯の形質、歯列の成長、咬合力の調査に協力した。上海第2医科大学の石教授は,主に長坂に対応して、食生活の実態調査に協力した。香港大学のWei教授は、主に神山,祖父江に対応して疫学的調査に協力した。
同じ中国大陸の漢民族の小児の間でも、都市・農村並びにフッ素の混入した水道水を摂取している3地域において、その社会経済的条件により口腔内の歯科疾患状態に差異がみられる点もあった。また3歳・6歳・12歳および15歳と小児の成長発育に伴なって歯列咬合状態やウ蝕罹患状態および口腔軟組織状態も変化していく様子を明らかにすることができた。さらに、日本人小児との比較により、ある項目については人種間の差異も明らかにすることができた。詳細な研究実績については、研究成果報告書に報告している。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 斎藤 徹 他: "中国人小児の齲蝕罹患状態" 小児歯科学雑誌. (1992)

  • [文献書誌] 武井 勉 他: "齲蝕活動性について" 小児歯科学雑誌. (1992)

  • [文献書誌] 天野 秀昭 他: "中国人小児の食生活の実態について" 小児歯科学雑誌. (1992)

  • [文献書誌] 天野 秀昭 他: "全身的健康状態頭部および顔貌所見,口腔内所見について" 小児歯科学雑誌. (1992)

  • [文献書誌] 野中 和明 他: "歯列咬合状態および味盲試験について" 小児歯科学雑誌. (1992)

  • [文献書誌] 大谷 裕子 他: "歯および歯列について" 小児歯科学雑誌. (1992)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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