• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

1990 年度 実績報告書

両大戦間期における日本経済摩擦の総合的研究

研究課題

研究課題/領域番号 02044031
研究機関東京大学

研究代表者

高村 直助  東京大学, 文学部, 教授 (40017801)

研究分担者 WRAY William  Department of History, University of Brit, Professor
RAMSEYER J M  School of Law, U.C.L.A., Professor
ICHIOKA Yuji  Asian American Studies Center, U.C.L.A., Research A
MAYO Marlene  Department of History, University of Mary, Professor
本宮 一男  横浜市立大学, 商学部, 講師 (40230049)
大豆生田 稔  東洋大学, 文学部, 助教授 (20175251)
木村 昌人  関東学園大学, 法学部, 助教授 (50225059)
小風 秀雅  お茶の水女子大学, 文教育学部, 助教授 (90126053)
老川 慶喜  帝京大学, 経済学部, 助教授 (10168841)
上山 和雄  国学院大学, 文学部, 教授 (40137790)
阪田 安雄  大阪学院大学, 国際学部, 教授 (00225799)
キーワード日米関係 / 貿易摩擦 / 経済外交
研究概要

日本国内においては、月1回の定例研究会を開催し、各自が分担する課題に関する先行研究のレポ-トをおこなうとともに、横浜開港資料館に収蔵されている当該時期における米国・日本の史料の収集をコピ-でおこない、またマイクロ・フィルムで収蔵されている史料はプリントで収集した。共同研究者4名がアメリカへ出張し、ワシントン・ニュ-ヨ-クで史料の調査・収集にあたった。アメリカの国会図書館では、国務省・商務省・関税委員会が刊行した史料を収集し、ナショナル・ア-カイブズでは国務省・商務省の行政文書から当該テ-マに関する史料をマイクロ・フィルムで収集した。ス-トランド分館では、三菱商事の史料を主に収集した。これらの史料はアメリカに留学した大学院生の博士論文などで部分的には紹介・利用されているが、組織的な調査・収集は初めてのことであろう。日本の生糸を大量に消費し、世界最大の絹織物都市であったパタ-ソンを調査し、いくつかの文献・写真は手に入れたが、絹業に関する文書の確認はとれなかった。
アメリカの共同研究者2名を招待し、1名は戦間期の国務省極東課に勤務し対日政策の形成に携わっていたド-マンを中心にした日本グル-プの動向に関するレポ-トをおこない、他の1名は、当該時期の日系人の動向に関する詳細なレポ-トをおこなった。
来年度は、本年度になしえなかったテ-マ(自動車・海運・農業等)に関する史料の調査・収集をおこなうとともに、収集した史料の分析に力を注ぐ予定である。各自が分担したテ-マをより明確にしつつ、日米経済摩擦の社会的背景、政治的意味等をも考えていく予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (4件)

  • [文献書誌] 上山 和雄: "両大戦間期における郡是製糸の販売政策" 国史学(国学院大学). 142号. 1-49 (1990)

  • [文献書誌] 小風 秀雅: "戦間期における海運競争と大阪商船 ー「商郵協調」後の遠洋航路を中心にー" 市史研究よこはま. 4号. 84-110 (1990)

  • [文献書誌] 本宮 一男: "第一次大戦前後における商務官制度の展開" 外交史料館報. 3号. 13-36 (1990)

  • [文献書誌] 木村 昌人: "ロンドン国際経済会議(1933年)と日米協調" 国際政治ー昭和期の外交と経済ー. 97号. (1991)

URL: 

公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi