研究概要 |
名古屋大学(NU)から杉山達夫、赤沢尭教授がカリフォルニア大学バ-クレ-(UCB)におもむき Buchanan,Malkin,Chapin,Jones教授等と研究討論を行い、かつ夫々講演を行った。杉山は、Buchanan教授と共同研究を行うためにト-モロコシ幼植物試料は持参、また帰国後凍結標品を送付した。これ等を用いる実験結果はいづれ研究報文として刊行されることが期待されている。 Buchanan教授は本年度3月17日名古屋大学において開かれたユネスコ、ICROの研修コ-ス “Current Topics in Basic Plant Biology"に参加のため来学し “Thioredoxin as photosynthesis messenger"と題する講演を行った。また Jones教授は12月4日名古屋市大幸会館で開かれた。“International Seminar: Starch,αーAmlase Arabidopsis"に招待講演者として参加し、“αーAmylase secrea tion and role of Ca^<2+> in barley aleurone layers"を報告した。これは多くの研究者に多大の影響を与えた有用な発表であった。この講演が契機となって名古屋大学から日本学術振興会特別研究員、林誠が平成2年2月1日から3月15日まで UCBに出張し Jones教授研究室において“イネ-αアミラ-ゼの遺伝子発現の調節機構ならびに epithelium 細胞における in situ hybridization″の共同実験を行った。林が新しくUCBに設備された研究施設において行った研究は短期間にもかかわらず好首尾に進行し、林、赤沢、 Ruzin,Jonesの連名による研究報文が作製される見通しであることを付記する。
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