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1990 年度 実績報告書

宇宙で用いる人工重力の共同研究

研究課題

研究課題/領域番号 02044135
研究機関日本大学

研究代表者

谷島 一嘉  日本大学, 医学部, 教授 (40010029)

研究分担者 グリゴリエフ アナトリー  保健省医学生物学研究所(ソ連), 所長
クライン カール  航空宇宙研究所, 航空宇宙医学研究所(ドイツ), 所長
ウォルフ ジェームズ  テキサス大学, 生命科学部, 教授
サルツマン フランク  NASA本部, 宇宙医学生物学部, 主任
五十嵐 眞  日本大学, 総合科学研究所, 教授
伊藤 雅夫  日本大学, 医学部, 講師 (40059887)
宮本 晃  日本大学, 医学部, 助教授 (40150271)
黒川 清  東京大学, 医学部, 教授 (30167390)
キーワード人工重力 / 遠心力負荷装置 / 人間の長時間G負荷 / 宇宙医学 / 作業パフォ-マンスへの影響 / 前庭神経系への影響 / 長時間G耐性
研究概要

1、人間用の小型遠心加速度負荷装置の改良
既存の遠心加速度負荷装置を改良し、ア-ムの長さが約1.8mの人間用の小型遠心力発生装置を整備した。改良の主な点は、人間の乗るキャビン部分の作り直し、内部と外部のデ-タの送受に関する接続ボックスの設置、スリップリング等の改良、ア-ムの延長と補強、などであった。内部に設置する赤外線瞳孔カメラを平成3年度に整備することにし、改良・整備を終了した。
2、第一回人工重力国際研究予備会議への参加
平成2年9月に研究代表者がNASAのエイムスリサ-チセンタ-に急遽呼び出され、人工重力国際研究の予備会議が開かれた。その時点ですでにNASAの人工重力関係の予算が当分見込めないことが判明しており、我々の研究グル-プで今回改良・整備した小型遠心力発生装置が、長時間負荷に耐え得る特性で、人工重力研究用に設計された世界初の貴重な実験装置となった。NASA、米空軍航空宇宙医学校、ベイラ-大学を始めとする米国グル-プ、およびドイツ航空宇宙研究所から参加したメンバ-が、今後の実験計画の中で日本グル-プの果たす役割について、非常に期待している。
3、西欧およびソ連の人工重力研究に関する関係者との会合
9月の会議の中で、日本の予定を変更して、10月にドレスデンで開かれる国際宇宙医学アカデミ-会議に出席し、欧州の関係者と国際研究を打ち合わせたいし、またソ連が参加を希望しているので会合の機会を作ってほしいとの要請がドイツからなされ、日本から研究代表者が参加した。欧州との次の会合は3月にパリで開くことが決まり、ソ連は日本グル-プとの共同研究の推進を強く希望した。
4、5月の会議に向けて小型遠心力発生装置による予備実験を実施した。なお、パリの会合は延期された。

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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