研究課題
1.先年度(1991年3月)に建設したエマルション・チェンバ-は、現在チャカルタヤ宇宙線観測所(ボリビア)において、順調に宇宙線への露出を継続中。このチェンバ-は、1992年10月に解体し、感光材料(X線フィルム、原子核乾板)の現像をカンピ-ナス大学(ブラジル)において行う予定。そのための準備(薬品、暗室など)を継続中。2.今年度は、現像後の測定・分析および論文作製の方針を討論するため、本研究の参加研究者(ブラジル、旧ソ連邦)8名を招へいし、研究集会を行った。(1991年10月8〜12日)テ-マは、(1)高エネルギ-核相互作用、一次宇宙線に関する知見の現状のまとめ(2)測定・分析の方針(3)今後の共同実験この内容については、報告集を刊行する。3.本研究の協力研究者の柴田徹(青山学院大学理工学部)を、カンピ-ナス大学(ブラジル)に派遣した。(1992年2月10〜20日)目的は、ブラジル側研究者との、(1)高エネルギ-核相互作用、一次宇宙線に関する知見、(2)測定・分析の方針、(2)次年度(1992年度)の作業(解体、現像など)予定、等の討論および打合わせ。
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