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1991 年度 実績報告書

日韓両国に所在する韓国仏教美術作品の共同調査研究

研究課題

研究課題/領域番号 02044163
研究機関奈良国立博物館

研究代表者

山本 信吉  奈良国立博物館, 館長 (50240114)

研究分担者 姜 友邦  韓国国立中央博物館, 美術部, 美術部長
郭 東錫  国立慶州博物館(韓国), 学芸研究官
河田 貞  帝塚山大学, 教養学部, 教授 (90000372)
韓 炳三  韓国国立中央博物館, 館長
森村 欣司  奈良国立博物館, 仏教美術資料研究センター, 専門職員
西川 杏太郎  東京国立文化財研究所, 所長 (70000304)
前島 已基  奈良国立博物館, 仏教美術資料研究センター, 資料管理研究室長 (70150860)
田窪 直規  奈良国立博物館, 仏教美術資料研究センター, 研究員 (40206925)
呉 柱錫  国立中央博物館(韓国), 学芸研究官
洪 潤植  東国大学校(韓国), 教授
井口 喜晴  奈良国立博物館, 学芸課, 考古室長 (80090372)
西山 厚  奈良国立博物館, 学芸課, 主任研究官 (10167570)
関根 俊一  奈良国立博物館, 学芸課, 研究員 (80154649)
阪田 宗彦  奈良国立博物館, 学芸課, 工芸室長 (20000375)
梶谷 亮治  奈良国立博物館, 仏教美術資料研究センター, 主任研究官 (40152649)
中島 博  奈良国立博物館, 学芸課, 普及室長 (40198073)
河原 由雄  奈良国立博物館, 学芸課, 美術室長 (00000373)
岡田 健  奈良国立博物館, 学芸課, 研究員 (40194352)
松浦 正昭  奈良国立博物館, 化教美術資料研究センター, 化教美術研究室長 (80004092)
光森 正士  奈良国立博物館, 学芸課, 学芸課長 (80000371)
李 蘭暎  国立慶州博物館(韓国), 館長
千 惠鳳  成均館大学校(韓国), 教授
鄭 良謨  国立中央博物館(韓国), 会芸室長
金 誠亀  国立晋州博物館(韓国), 館長
朴 永福  国立中央博物館(韓国), 学芸研究官
鄭 干澤  観光大学校(韓国), 助教授
キーワード日本 / 韓国 / 仏教美術 / 三国時代 / 統一新羅 / 高麗・李朝 / 文化交流
研究概要

名分野とも関連資料の収集に努め、主要作例について詳細な実査を行い、資料の比較検討を日韓相互で行った。
工芸分野では韓国国立中央博物館で開催された「仏舎利荘厳」展にあわせ渡韓し、三国・統一新羅・高麗時代の舎利容器の優品を調査するとともに、密数法具等について精査し、これらの伝来が中国〜韓国〜日本へと通じる文化的要素をもっていること一定の見通しが立てられた。
仏教絵画については、統一新羅時代の経典にみる見返し絵、舎利容器等に刻まれた諸図像、また在日の高麗・李朝時代の仏画に関し資料の収集を行い、特に中国の宋・元時代の仏画と高麗仏画、わが国の平安・鎌国時代仏画との密接な関連性を再認識することができた。
仏教彫刻に関しては、在日の三国・統一新羅時代の金銅仏を中心に精査を行い、併せて金属工芸品等にみる諸図像の調査を行った。彫刻の分野でも中国との関連、特に北朝との交流、韓国〜日本への化教文化伝播の流れについて、視点をあらたにすべき、いくつかの新知見を得た。
仏教考古資料については、三国・統一新羅時代の古亙・博のうち動物文、植物文を有する主要遺品の調査を行い、これらにみる文様の糸譜と展開に関し、あらためて東アジア的な視点に立ち、これを研究する必要性が認識された。
書跡分野では高麗時代の諸写経について悉皆的な調査を行った。高麗写経は国家によるものと民間写経に分けられるが、それぞれに多様に展開を示すことが明らかになりつつある。
なお、最終年度における本研究の調査報告の作成と残余の調査計画について事前の協議を行った。

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-04-21  

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