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1990 年度 実績報告書

日本と中国における生活と教育

研究課題

研究課題/領域番号 02045004
研究機関宮城教育大学

研究代表者

江馬 成也  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (40006424)

研究分担者 宋 紹英  東北師範大学, 日本研究所, 教授
何 艶茹  東北師範大学, 成人教育学院, 副教授
梁 忠義  東北師範大学, 比較教育研究所, 教授
王 逢賢  東北師範大学, 普通教育研究所, 教授
〓 子慶  東北師範大学, 歴史系, 教授
高橋 孝助  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (80091776)
小野 四平  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (20006399)
小松 教之  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (40027694)
横須賀 薫  宮城教育大学, 教育学部, 教授 (60006442)
キーワード地域 / 生活 / 地域研究 / 農村 / 学校 / 近代化 / 現代化
研究概要

(1)研究交流 本年度においては、平成2年9月に宮城教育大学より3名が訪中し、東北師範大学において次のような研究報告を行った。小松教之「日本の教員免許制度と特殊教育」、島森哲男(研究協力者)「日本中・高校における古典教育の実態」 さらに、農村地域及び教育機関を視察して、今後の地域研究に向けての予備的調査を行った。一方、平成2年12月に東北師範大学より2名の研究者が来日し、宮城教育大学において次の研究報告が行われた。金和徳「吉林省農村教育全体改革実験状況」、羅正華「現代国外学習理論的発展趨勢」 さらに、両氏は宮城県内の農村地域及び教育機関を視察し、資料を収集した。
(2)社会調査の可能性 本年度においても可能なかぎり、日中共同により調査地域を定めての社会調査及び教育調査を行うこととしていたが、結果的にはその予備段階にとどまることになった。第一の理由は中国側に社会調査の経験や蓄積が不十分で、まずこの面での意見調整が必要であったことであり、第二の理由は社会科学研究の基礎となる社会統計が不十分であり、その入手も困難であったことである。しかし、中国側でも農村地域、農村教育への関心が高まっているので、今後の共同調査への足がかりは設定できたと考えられる。
(3)農村教育への関心 今年度の予備調査において、東北師範大側の農村地域、農村教育への関心の深まりが確認できたことは大きな成果であった。この点は中国全体の動向とも関係しているところで、例えば国家教育委員会の担当者も、中国の現在の重要な教育課題が2億人以上とみられる非識字者の追放であり、農村地域における教育の普及であることを認めている。そのためにはこの地域における生活と教育の改善が重要視されてきている。このことは今後の共同研究を支える好気運と見ることができる。

  • 研究成果

    (6件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (6件)

  • [文献書誌] 江馬 成也: "対高齢社会的生活設計" 外国教育研究(東北師範大学). 4. 18-22 (1990)

  • [文献書誌] 横須賀 薫: "中国点描(一)" 事実と創造(一莖書房). 118. 42-45 (1991)

  • [文献書誌] 小松 教之: "中国における特殊教育の現状と特殊教員の養成について" 発達障害研究. 12の4. 60-65 (1991)

  • [文献書誌] 小松 教之: "中国における弱智教育" 宮城教育大学教育心理学研究. 2. (1991)

  • [文献書誌] 小野 四平: "唐代古文の源流 ー開元・天宝期を中心としてー" 宮城教育大学紀要. 25. 1-37 (1991)

  • [文献書誌] 高橋 孝助: "1920年代に至る上海県法華郷" 宮城教育大学紀要. 25. 52-67 (1991)

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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