研究分担者 |
MASSER F.I. シェフィールド大学, 都市計画学部, 教授
TYLECOTE A.B シェフィールド大学, 経営・経済学部, シニアレクチュアラー
GEORGE S.A. シェフィールド大学, 政治学部, レクチュアラー
HEALEY G.H. シェフィールド大学, 日本研究センター, シニアレクチュアラー
HOOK G.D. シェフィールド大学, 日本研究センター, 所長
BEVAN V.T. シェフィールド大学, 法学部, シニアレクチュアラー
WILKINSON R. シェフィールド大学, 経営・経済学部, 教授
COATES B.E. シェフィールド大学, 地理学部・社会科学系, シニアレクチュアラー
GAMBLE A.M. シェフィールド大学, 政治学部, 教授
斎藤 修 一橋大学, 経済研究所, 教授 (40051867)
尾高 煌之助 一橋大学, 経済研究所, 教授 (90017658)
矢澤 修次郎 一橋大学, 社会学部, 教授 (20055320)
村井 敏邦 一橋大学, 法学部, 教授 (70017581)
堀部 政男 一橋大学, 法学部, 教授 (00017576)
寺西 俊一 一橋大学, 経済学部, 教授 (30134878)
野口 悠紀雄 一橋大学, 経済学部, 教授 (90008649)
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研究概要 |
本年度の派遣・招聘者の研究内容は以下の通りである。 野口論文『土地価格問題』は、日本の異常に高い地価が決して狭隘な島国の自然制約から生じたものではなく、主として土地税制や土地利用規制等の土地制度の下で、経済拡張期に大都市に集中して顕現した人為的現象であることを示し、類似の自然条件の下での英国との状況と比較する。 堀部論『情報アクセスとプライバシ-保護』は、日英のような成熟した情報化社会において、情報へのアクセスとプライバシ-の保護という相反する要求が、どのような法制度の下で調整されているかを比較検討する。 タイルコ-ト論文『日英企業のR&D活動』は、異なった経営様式の持つ日英企業が、成熟産業からの唯一の脱出路ともいうべきR&D(研究開発)活動にどのように取り組んでいるか、その相違が国際競争力の相位にどのように現れているかを分析している。 これらは平成3年9月の一橋大学における合同セミナ-及び平成4年3月のシェフィ-ルド大学における合同セミナ-の双方で報告され、それぞれ日本側及び英国側の他の参加者を交えて討論された。いずれも日英双方の成熟社会・経済の重要問題・現象であり、狭い専門を越えて幅広い社会科学者が参加した討論が持たれたのである。本研究プロジェクトではここの研究分担者による研究でけでなく、それを専門外の者も含めた幅広い討論に付すことで、日英両国経済・社会が共通に抱える問題、それへの取組の均衡の取れた比較対照を試みる。平成4年度分を加え、その成果を出版して、世に問う予定である。 本研究プロジェクトでは、派遣ないし招聘の機会を得た研究分担者を中心に、分担テ-マについて論文を書き、それを一括して、日・英両文で出版することを計画している。それは日英一人つづによる共同論文である場合と、日英どちらかが主として書き、他方がコメントを付する、ないしはアドバイスして、日英比較を取り入れる場合の2通りがあり、現在平成2、3年度実施分について、共同論文への組み替え、ないしは日英比較の付加の作業を進めている。下記は暫定的な英文リストである。 タイトル:RESPONSE TO CHANGEーーーーUkーJAPAN COMPARISON 1.Yamazawa/McCormick,Contracting Industries and Contrasting Policies:Coal 2.Odaka/McCormick,Changes in Work and Employment Practice 3.Tylecote and Hirata,R and D Activities and Firm Management 4.Gamble,Privatization of State Enterprises 5.Noguchi,Land Price Issue 6.Horibe,Access to Information and Privacy Legislation 7.Coates,Regional Policy and Development
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