教員資質の向上のための教員養成カリキュラムに関する開発研究

1991 年度 実績報告書

• 研究課題/領域番号: 02045024
• 研究機関: 広島大学
• 研究代表者: 片岡 徳雄 広島大学, 教育学部, 教授 (80033687)
• 研究分担者: COGAN John J ミネソタ大学, 教育学部(アメリカ合衆国), 教授 ; MACKEY James ミネソタ大学, 教育学部(アメリカ合衆国), 教授 ; 沖原 謙 広島大学, 教育学部, 助手 (90204099) ; GARDNER Will ミネソタ大学, 教育学部(アメリカ合衆国), 教授 ; 岩重 博文 広島大学, 教育学部, 助教授 (20034390) ; MANZANO V.V 広島大学, 教育学部, 講師 (80208719) ; 吉富 巧修 広島大学, 教育学部, 助教授 (20083389) ; 渡部 和彦 広島大学, 教育学部, 助教授 (20057699) ; FINLEY Fred ミネソタ大学, 教育学部(アメリカ合衆国), 助教授 ; 中山 修一 広島大学, 教育学部, 助教授 (30084122) ; 吉田 裕久 広島大学, 教育学部, 助教授 (80108373) ; 山崎 博敏 広島大学, 教育学部, 助教授 (10127730) ; 二宮 皓 広島大学, 教育学部, 助教授 (70000031) ; 祐宗 省三 広島大学, 教育学部・附属幼年教育研究施設, 教授 (50033543) ; 森 楙 広島大学, 教育学部・附属幼年教育研究施設, 教授 (00033556) ; 相原 和邦 広島大学, 教育学部, 教授 (40084115) ; 武村 重和 広島大学, 教育学部, 教授 (70112159) ; 伊東 亮三 広島大学, 教育学部, 教授 (00030560) ; 吉森 護 広島大学, 教育学部, 教授 (70035880)
• キーワード: 日米教育セミナ- / 市民教育 / 米国 / 大学体育 / 教師教育 / アンケ-ト調査

研究概要

平成3年度において、広島大学とミネソタ大学との研究交流に関して特筆すべきこととしては、ミネソタ大学側から総勢5名の研究者を日本に招き、研究交流を深めたことである。まず、交流を組織的に行うための全体的な企画としては、このたびの交流活動を「日米教育セミナ-:広島」として位置付け、個々の研究者どおしの研究交流とは別にシンポジウム、講演等を実施した。一例を示すと、《アメリカ合衆国における市民教育の変貌》のテ-マで、ジョンコ-ガン教授の特別講演が東広島市において開催された。この講演には、300名以上の教育関係者、市民が参加した。また、《米国の大学体育:講義・課外活動・管理運営》のテ-マで、マ-チクロティ-助教授の講演が広島市で開催された。この講演には、広島県の国公私立の大学関係者を中心に多数参加し熱心に聴講した。大学大綱化で大きく揺れる、現在の我国の大学体育関係の組織運営を考えるうえで、すでに米国で1960年代に行われた状況を話されたことは、参加者にとって大いに参考になった。
また、学生を対象とした教育講演、教育セミナ-においては、《体育学:マ-チクロティ-助教授》、《家政教育学:ジェ-ンプリハル助教授」、《社会科教育学:ジョンコ-ガン教授》、《心理学:ウィリアムバ-ト教授、ジュンタップ教授》、など各先生方のご協力により、とりわけ教科別の教育内容、教育方法学の日米比較研究を推進することができた。
さらに、個別の研究プロジェクト班員どおしの研究交流が行われ、当初に予定していた以上に充実した、研究交流を行うことができた。
日米双方の教員の資質の向上に関する調査研究を行うための打ち合わせと、質問事項の具体的な検討も行うことができた。