研究分担者 |
ブライアント A.M. オークランド大学, 工学部, 講師
チェン J. オークランド大学, 工学部, 副教授
バタチャリア D. オークランド大学, 工学部, 講師
モルトチャニスキ G. オークランド大学, 工学部, 講師
ライト G. オークランド大学, 工学部, 教授
メトソン J. オークランド大学, 工学部, 講師
シャープ R. オークランド大学, 工学部, 教授
ファーカ゛ソン G. オークランド大学, 工学部, 教授
ウェルヒ J. オークランド大学, 工学部, 教授
島 弘 徳島大学, 工学部, 助教授 (00196461)
村上 理一 徳島大学, 工業短期大学部, 教授 (00112235)
吉田 憲一 徳島大学, 工学部, 助教授 (50200986)
英 崇夫 徳島大学, 工学部, 助教授 (20035637)
稲葉 達一 徳島大学, 工学部, 助教授 (90035593)
中林 一朗 徳島大学, 工学部, 教授 (70035624)
森吉 孝 徳島大学, 工学部, 教授 (40035598)
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研究概要 |
先進材料開発を3分野の観点から行い,それぞれの機能評価を行った。まずイオンビ-ム技術を応用して鋼板表面にセラミック薄膜を被覆して,この薄膜の特性評価を試みた。セラミック薄膜は疲労き裂発生を遅らせ,著しい疲労寿命の改善をする。さらに摩耗の低下を促し,機械部品への応用が有効であることがわかってきた。またバルクのセラミックは脆い特性を有するので,機械部品に適用するに際して,破壊抵抗の指標である破壊靭性の評価にAE法を応用し,有効な破壊靭性評価法を確立した。これによって,先進材料の特性評価を効率よく実施できる。これらの材料は成形時に内部応力を保持したままであり,これが変形の進行,外力の負荷のもとで特性に大きな影響を与える。レ-ザを使って成膜したセラミック溶射膜を対象にX線を用いて薄膜内の残留応力評価を行った。その結果,膜内に大きな引張残留応力が残留していることを示した。さらにこれらの薄膜が腐食電位を貴の方向に大きく移動させる。このために耐食性が著しく向上することを明らかにした。さらに巨大な構造部材を構築するには,コンクリ-ト建材を高性能にする必要がある。そこで,高性能減水剤を用いることによってこれまでのコンクリ-トに比べて5倍程度も強度が向上した高強度コンクリ-トの開発に成功した。このコンクリ-トのクリ-プ特性を定量的に明らかにした。材料開発には高圧力を用いることも重要である。高温下で圧力を高めて材料成形すると,従来材料にない特性の材料ができ,Alー10Mg合金を合成した。その優れた機械的特性を明らかにした。材料合成に関連して,三成分系の液液平衡を298.15Kと323.15Kで測定し,溶解曲線,エタノ-ルの分配曲線,プレイトポイント及びエタノ-ル抽出の選択性に対する各温度効果を明らかにした。
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