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1991 年度 実績報告書

ニュ-トリノ振動によるタウニュ-トリノの質量の測定

研究課題

研究課題/領域番号 02102003
研究機関名古屋大学

研究代表者

丹羽 公雄  名古屋大学, 理学部, 助教授 (60113445)

研究分担者 丹生 潔  名古屋大学, 名誉教授 (50013363)
中村 光廣  名古屋大学, 理学部, 助手 (90183889)
星野 香  名古屋大学, 理学部, 助手 (70022738)
キーワードエマルション / ニュ-トリノ振動 / ダ-クマタ-
研究概要

本研究では原子核乾板(約1トン)とシンチレ-ションファイバ-(3000km)、及びその読みだし用のイメ-ジインテンシファイア-(約50本)を使う。
この実験はCERNの加速器を使い、1993年に試験的なビ-ムの照射、1994ー1995年に本番用ビ-ム照射を行うことが正式に決まった。
昨年度の準備に引き続いて、原子核乾板のFading対策(2年間の感度の維持)の分析を進め十分なレベルをえた。写真乳剤の塗布・現像の設備の設計を完了し、1992年夏に塗布・現像の設備の製作に入り、1993年末から乳材の塗布を6ヶ月間かけて行う。
シンチレ-ションファイバ-(500μm径)は、ファイバ-自身の品質の改良に取り組み、発光量と減衰長(3m以上)について十分なレベルをえた。次にこのファイバ-(合計3000Km)を正確に編み上げて検出器に組み立てる作業は、昨年度開発したドラム方式で実用機を作り、幅50cm、長さ240cm、積立層の数6の製作に成功し、でき上がったファイバ-検出機にテストを行っている。1992年末から量産にはいり、1993年夏ごろまでに必要な32組を作り上げる。
ファイバ-の読みだしに使うイメ-ジインテンシファイア-光感度の向上(現行13%を20%に)に、紫外線透過型のファイバ-プレ-トを使って進めている。
なおニュ-トリノビ-ム照射後のエマルション処理とエマルションの解析については1993年度以後に取り組む。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 文献書誌 (1件)

  • [文献書誌] T.Nakano: "Research and Development of Scientillation Fiber Tracker for υ_μ-υ_τ Oscillation Experiment" IEEE. (1992)

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公開日: 1993-03-16   更新日: 2016-09-07  

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