研究課題/領域番号 |
02151082
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研究機関 | 愛知県がんセンター |
研究代表者 |
高橋 利忠 愛知県がんセンター, 研究所・免疫, 副所長兼部長 (00124529)
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研究分担者 |
古川 鋼一 長崎大学, 医学部・腫瘍医学, 助手 (80211530)
遠藤 啓吾 京都大学, 医学部・核医学, 助教授 (10115800)
八木田 秀雄 順天堂大学, 医学部・免疫, 助教授 (30182306)
益子 高 東北大学, 薬学部・衛生化学, 助手 (30157200)
今井 浩三 札幌医科大学, 1内, 講師 (60117603)
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キーワード | モノクロ-ナル抗体 / 抗体療法 / バイスペシフィック抗体 / ガングリオシド抗原 / がん遺伝子産物 / 画像診断 / イディオタイプ抗体 |
研究概要 |
1)急性リンパ白血病関連抗原に対する3種のモノクロ-ナル抗体を用い自家骨髄移植療法を行い、初回寛解時に施行した11例中9例は生存しており平均生存期間は38ケ月であった。 2)新たに開発したDNTB法により グリオ-マ関連抗原に対する抗体と抗CD3抗体とを組み合わせたバイスペシフィック抗体を作製し、20症例に於てLAK細胞とともに局注し、LAK単独により高い抗腫瘍活性を認めている。 3)マウスB16メラノ-マ系を用い牛脳ガングリオシドを分画後リポソ-ムを作製し免疫することにより主としてGT、GQ分画に腫瘍増殖抑制効果が存在することを明かにした。 4)cーerbBー2がん遺伝子産物の細胞外領域に対しモノクロ-ナル抗体を作製しこれら抗体がヌ-ドマウス移植系で腫瘍縮小効果を示すことを明かにした。 5)ヌ-ドマウス移植系に於ける腫瘍集積性を ^<111>In, ^<131>Iで標識した卵巣がん関連抗原CA125に対する抗体及びcーerbBー2産物に対する抗体を用いて比較検討し、前者が優れていることを明かにした。 6)YH206膵がん関連抗原等に対するモノクロ-ナル抗体(Ab1)を免疫原とし抗イディオタイプモノクロ-ナル抗体(Ab2)を数種作製しており更に抗・抗イディオタイプ血清(Ab3)の作製にも成功しAb2が抗原活性を有することを明かにした。
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