研究課題/領域番号 |
02201103
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研究機関 | 北海道大学 |
研究代表者 |
秋田谷 英次 北海道大学, 低温科学研究所, 教授 (20001654)
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研究分担者 |
堀口 郁夫 北海道大学, 農学部, 教授 (10001439)
塚原 初男 山形大学, 農学部, 教授 (30007083)
藤原 滉一郎 北海道大学, 農学部, 教授 (00001503)
小池 俊雄 長岡技術科学大学, 工学部, 助教授 (30178173)
和泉 薫 新潟大学, 積雪地域災害研究センター, 助教授 (50114997)
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キーワード | 降・積雪水量 / 積雪分布 / スラッシュ流 / 酸性雪 / 融雪特性 / 雪渓内部構造 / 森林雪害 / 雪害デ-タベ-ス |
研究概要 |
1.これまで因難であった山地での降・積雪水量の計測のため、北海道・東北・北陸の山間部に降雪検知機を設置し、降雪パルスから日降雪の深さと降雪水量を求める実験式を得た。実験式の季節・地域による差異の比較検討を行った。さらに風により移動・再堆積を知るため、積雪分布実測地と気象・地形要素を考慮した積雪分布予測手法の検討を行った。また河川情報センタ-レ-ダ-情報と降雪量との比較検討も行っている。 2.積雪に多量の水を含んで流動状態となるスラッシュ流(スラッシュ雪崩)の事例解析により、その発生条件や流動状況、到達距離の解析を行った。 3.1991年2月下旬に各地(北海道・東北・北陸)で一斉積雪調査を行い積雪及び雪氷災害の地域特性を調査した。同時に積雪試料を採取し積雪の酸性度を測定し、その地域特性を調べた。 4.山地融雪現象の比較研究を、北海道大雪山、新潟県中越地方および富士山で行った。大雪山では雪渓の質量収支、融雪特性、水文特性、雪渓の内部構造の研究を行った。中越・富士山の融雪観測を基に融雪モデルを構築し融雪に関する熱収支計算を行い、両地域の放射と顕熱・潜熱の寄与とその季節変動特性を明かにした。 5.多雪地における全層雪崩に対する低木広葉樹林の雪崩発生阻止効果を調べ、積雪安定地と雪崩発生地での樹木構成の比較検討を行った。森林雪害の地域特性の研究として積雪条件と他の自然条件のもとで樹種・樹齢・構成との関係を調査し、災害発生機構と多雪地の造林法の検討を行った。 6.雪害デ-タベスの構築に着手し本年度は農林雪害を中心にデ-タ収集を行った。
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