研究概要 |
災害履歴図・災害予測図の現状を分析し、将来作成すべき図の方向性、事例的な研究、複合災害などについて検討し、地震動災害、地震時地盤災害、豪雨時地盤災害、火山噴火災害、地盤沈下災害などを中心として考察を行い、これらの成果をまとめ、報告書を作成した。 自然災害は規模が大きくなると、一つの災害種別として取り扱えない場合が生じる。一つの災害から他の災害へ波及する場合、一つの災害事象が他の災害の誘因となって拡大する場合、人工的なものが加わる場合、そして2次災害、3次災害を引き起す場合など、過去の事例を参考にし、過去に事例がない場合も考えられる最大規模の災害を想定して、分析、考察を行った。 災害予測図の作成手法については、最近提案された手法について分析し、予測図作成の将来展望、新しい予測図作成手法の提案などを行った。そして、総合的な災害予測図への取り入れ方について、5つの災害事象と複合災害を中心として考えをまとめた。 なお,報告書は次のような構成になっている。 第1章まえがき,1、1研究の目的,1、2災害予測図が必要な背景,1、3研究発表リスト.第2章災害予測図・履歴図の現状,2、1地震動災害,2、2地震時地盤災害,2、3豪雨時斜面災害,2、4火山災害,2、5地盤沈下災害.第3章複合災害の誘因と事例,3、1地震災害,3、2火山災害,3、3地盤沈下災害,3、4豪雨時斜面災害.第4章災害予測図の作成手法,4.1地震動災害の予測,4、2地震時地盤災害の予測,4、3火山災害の予測,4、4地盤沈下災害の予測,4、5豪雨時斜面災害の予測.第5章総合的な災害予測図作成手法,5、1はじめに,5、2神奈川県のアボイドマップ,5.3総合的災害予測図への取入れ方,5、4総合的予測図作成手法,5、5まとめ
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