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1990 年度 実績報告書

震災時の情報システムの最適保全性と都市中枢機能に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 02201237
研究機関鳥取大学

研究代表者

河合 一  鳥取大学, 工学部, 教授 (50026316)

研究分担者 野田 茂  鳥取大学, 工学部, 助教授 (80135532)
キーワード震災 / 情報システム / 最適保全性 / 都市中枢機能
研究概要

1.平常時における電話システム,過去の地震時の電話網の被害と復旧状況ならびに電話をとりまく他のライフライン都市機能との関係について,文献調査ならびに関係者へのインタビュ-を行った。
2.電気通信網について,構造上および機能上の特性を忠実に反映したモデル化を試みた。ここでは,伝送路・交換機などの具体的な通信網構成要素を考慮しつつ,通信トラヒック理論とネットワ-ク理を用いて,なるべく現実的な朝音網の構成法と制御法を導入した。
3.震後のある復旧時刻において,一定時間後の復旧状態および保全性を予測し,次の段階の復旧計画をたてるための情報を提供できるような復旧支援システムを構築した。このシステムでは,各作業時点の復旧終了時刻・任意時刻における復旧率などを情報として提供でき,リアルタイム復旧シミュレ-ションを行える。
4.本アルゴリズムを適用し,対象地域の被害あるいは被害特性に対し,(1)被害波及メカニズム(通信システムの機能の被害が他機能へ波及していく過程)や,(2)応急復旧システムの作動状況(停電時の自家発電設備の作動状況や不作当時の原因,復旧人員の稼動状況)について調べた。また,都市中枢機能に必要な要因を分析した。
5.さらに,(1)復旧時における資源の競合と調整過程(機能間における復旧用資材や復旧人員の重複状況と調整プロセスなど),(2)災害時における関係者の判断と意志決定過程を調べ,本システムの間題点や改良点を検討した。

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公開日: 1993-08-11   更新日: 2016-04-21  

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